ゲーミングPCでゲームをプレイしている人であれば、スペックに見合った高性能なゲーミングモニター(144Hz対応など)を使う事を推奨しています。
ただ、ゲーミングモニターで144Hz対応モデルともなると、値段が安いモデルがあまり無く、安いモデルがあっても良いのか分から購入に踏み切れない人も多くいるでしょう。
本記事では、ゲーミングモニターの144Hz対応で安いモデルの特徴や、メリット・デメリットをお伝えして、144Hz対応で安いモデルでおすすめをご紹介していきます。
【ゲーミングモニター】144Hz対応で安いモデルを紹介!
Pixio ゲーミングモニター PXC243 【23.6インチ/144Hz/1ms】

出典:Amazon
- [特長]60hzとは一線を画す144hzで圧倒的なコストパフォーマンスを誇る24インチのゲーミングモニター
- [画面]24型/1920×1080/湾曲VAパネル/250cd/3ms(GTG)), 1ms(MPRT)同等/スマートデザインのベゼルレスパネル
- [端子]DP×1/HDMI×1/DVI×1/Head Phone Jack PS4 ProやXbox, Switch等のコンソールゲームにも最適
- [機能]FreeSync/G-SYNC Compatible対応/Flicker Free/VESA対応75mmピッチ/ブルーライトカット/Overdrive
- [保証/サポート]2年間 / 30日間の無料返品サービス
引用:Amazon
このゲーミングモニターは144Hz対応モデルの中でも、最も安いモデルですが、ゲーミングモニターとしての性能も十分です。
ベゼルレスモニターなので、非常に見やすく、省スペースなのでマルチモニター環境にも適したゲーミングモニターとなっています。
Amazonレビューの評価も「平均4.2」と好評で、ゲーミングモニター(144Hz対応)の中でも最安値で「2万円」を切る安さでありながら、性能も十分なのでおすすめです。
AOC ゲーミング モニター AGON G2590PX【24.5インチ/144Hz/1ms】

出典:Amazon
- 画面サイズ: 24.5インチ
- [特徴] リフレッシュート144Hz、ロー ブルライト、フリッカーフリーを搭載したゲーミングモニター
- [解像度] 1920×1080 (TNパネル、リフレッシュレート144Hz、ノングレア、フルHD、応答速度1ms)
- [入力端子] D-Sub15ピン×1、HDMI1.4×2、DisplayPort 1.2 ×1
- [付属ケーブル] D-subケーブル、HDMIケーブル、Displayportケーブル
- [本体寸法] 幅558.6×高さ513.6×奥行199.5mm (背面VESA100mmx100mm)
引用:Amazon
このゲーミングモニターは、144Hz対応モデルの中でも値段が安い上に、モニターの高さ、角度などの調整機能が一通り揃っており、好みのセッティングが出来ます。
また、ゲーミングモニターに適した「TNパネル」を使用しており、応答速度、リフレッシュレートも申し分ありません。
さらに、ゲーミングモニター(144Hz対応)の中でも、2番目ぐらいに値段が安い「2万円弱」で購入でき、モニターの高さ、角度などの調整機能があるので、より自分好みにセッティングして、ゲームに没入できるでしょう。
I-O DATAゲーミングモニターEX-LDGC242HTB 【23.6インチ/144Hz/0.6ms】

出典:Amazon
- [特長]144Hzの高リフレッシュレートで、より映像が滑らかに。FPSなどに最適なゲーミング液晶ディスプレイ。
- [画面]23.6型/1,920×1,080/非光沢/300cd/平方メートル/最大0.6ms[GTG]
- [端子]HDMI×3/DisplayPort×1/ヘッドフォン端子/スピーカー付
- [サイズ/重量]550(W)×231(D)×412~522(H)mm / 6.2kg (スタンドあり)
- [付属品]DPケーブル(1.8m)、電源コード(1.8m、PSE適合品)、取扱説明書
- [保証/サポート]3年間 / 土日も電話サポート
引用:Amazon
今回ご紹介した3つのゲーミングモニター(144Hz対応)の中でも値段が安い上に、最も応答速度の速い「0.6ms」という特徴を持っています。
また、入力端子の数も非常に多いので、PCも繋ぎながら、他のゲーム機なども接続しておくことが出来ます。
ただ、価格帯としては今回紹介した3モデルの中で最も高くなりますが、「高さ、チルト、ピポット、スイベル」などの調整機能も充実しています。
ゲーミングモニターの144Hz対応モデルで迷ったら、「IO DATA GigaCrysta」を購入しておけば間違いないかと思います。
【ゲーミングモニター】144Hz対応で安いモデルの特徴や違い
ここからは、ゲーミングモニターの144Hz対応で安いモデルの特徴や違いについて、詳しくお伝えしていきます。
ゲーミングモニターの144Hz対応モデルの中でも、値段が高いモニターから、安いモニターまで幅広いラインナップがあるので、どれを選んで良いのか迷いますよね。
また、値段で選んで安いゲーミングモニターを買っても良いのか、値段の高いモニターとの違いは何なのか気になりますよね。
では、ゲーミングモニターの144Hz対応で安いモデルの特徴や、違いを詳しくお伝えしていきます。
液晶パネルの違い
モニターの液晶パネルには、3つの種類があり、「TN」「IPS」「VA」パネルの3つです。
それぞれの液晶パネルで特徴が異なり、使用されている液晶パネルの違いで値段の高い、安いに大きな違いがあります。
TNパネルの特徴
「TNパネル」は、最も普及している液晶パネルで、多くのゲーミングモニターに「TNパネル」が使用されています。
TNパネルは、安価に製造できるので値段が安いという特徴があります。
また、「TNパネル」は応答速度が速く、リフレッシュレートも高くできるので、ゲーミングモニターの中でも144hz対応モデルに最適であり、値段も安いです。
ですが、他のパネルに比べて色の再現度は低く、色鮮やかなで鮮明な映像を映すことはできず、全体的に映像が白っぽくなるというデメリットもあります。
ただ、ゲーム用途で使う分には色の鮮明さよりも見やすさの方が重要なので全く問題なく、ゲーミングモニターの144Hz対応モデルとしては安い値段で提供できるメリットが大きいです。
IPSパネルの特徴
「IPSパネル」は、3つの液晶パネルの中で最も色の再現度が高く、色鮮やかで鮮明な映像を映し出すことができるという特徴があります。
ただ、応答速度がTNパネルに比べて遅く、TNパネルのゲーミングモニターに比べて、IPSパネルのゲーミングモニターで144Hz対応のモデルは値段が高くなります。
色の鮮やかさや鮮明さは、ゲームプレイを有利にできる訳では無いですし、価格がどうしても高くなってしまうので、ゲーミングモニターの144Hz対応モデルを安い値段で購入したい人は、IPSパネルは除外です。
VAパネルの特徴
「VAパネル」は、コントラストが高く、純粋な黒色を表示することができることが特徴です。
ただ、色の鮮明さという点ではIPSパネルには劣りますし、TNパネルよりも応答速度も遅いので、ゲーミングモニターの144Hz対応モデルとしては向いていないという見解が強いです。
また、黒を表現しすぎてゲーム内の暗い場所を視認しにくくなるので、FPSなどのゲームでの使用は向かないので、ゲーミングモニターの液晶パネルとしては微妙です。
値段も、TNパネルと比べて安いわけでは無いので、ゲーミングモニターの144Hz対応モデルを安い値段で購入したい人には、TNパネルのモニターが最適になります。
画面サイズ・解像度の違い
画面サイズと、解像度が高いゲーミングモニターは価格が高くなり、画面サイズが小さく解像度が低いゲーミングモニターは値段が安いという特徴があります。
ゲーミングモニターの144Hz対応で安いモデルのほとんどは、画面サイズが24インチ前後で、解像度はフルHDであることが多いです。
ただ、ゲーム目的のゲーミングモニターとしては、24インチ前後でフルHDが最適です。
理由は、27インチなどの大きな画面サイズだと、逆に大きすぎて画面全体の情報を一目で判断することができず、視点を動かす範囲が広くなるので疲れやすくなります。
なので、24インチ±0.5インチがゲーミングモニターの最適な画面サイズだと言われています。
また、解像度もゲーム目的では重要ではなく、4K解像度にすると安定してフレームレートが出なくなり、144fps安定でプレイすることが難しくなります。
ゲーミングモニターの144Hz対応モデルを安い値段で買いたい場合は、フルHD解像度で24インチ前後のものが十分であり、最適と言えます。
「G-Sync」・「FreeSync」の違い
ゲーム内で出ているフレームレートに合わせて、モニターのリフレッシュレートを調整する機能である適応垂直同期の有無、種類によってかなり値段に差があります。
適応垂直同期の機能にはNVIDIAの「G-Sync」とAMD「FreeSync」の2種類があり、どちらが搭載されているかで、大きな価格差が生まれます。
ゲーミングモニターの144Hz対応で安いモデルは、「G-Sync」ではなく「FreeSync」が搭載されていることが多いです。
G-Syncに対応したゲーミングモニターは値段が高く、NVIDIAのグラボにしか対応していませんが、FreeSyncに対応したゲーミングモニターは値段が安く、AMD・NVIDIA両方のグラボに対応しています。
恐らくほとんどの人がNVIDIAの「GTX」or「RTX」のグラフィックボードを使っていると思います。
その場合、G-Sync対応のゲーミングモニターに拘る必要はなく、FreeSync対応のゲーミングモニターでも適応垂直同期は使うことができます。
なので結論としては、FreeSync対応のゲーミングモニターの144hz対応モデルの方が価格が安い&適応垂直同期が使えるので一石二鳥です。
【ゲーミングモニター】144Hz(リフレッシュレート)とは?
ゲーミングモニターの144Hz対応で安いモデルの特徴などをお伝えしてきましたが、ここからは補足情報としてメリットなどお伝えしていきます。
モニタースペックの一つであるリフレッシュレートは、モニターに表示されている画面が1秒間に何回更新(切り替わる)されるかを表す数値です。
一般的なモニターのリフレッシュレートは「60Hz」なので、1秒間に画面が60回更新されているということになります。恐らく多くの人がこの60Hzのモニターを使用しているでしょう。
これが、ゲーミングモニターで144Hz対応になると、1秒間に画面が144回更新されるので、より映像はヌルヌルと滑らかに映り、画面のちらつきを抑えることができます。
上記のアニメーション化された60Hzと30Hzを比較したgifを見ると、動きが速くなるほど顕著にその違いが分かると思います。
30Hzの方が60Hzに比べて、映像に小さなブレが生じて残像のように表示されてしまい、かなり見ずらく、明らかに60Hzの方がヌルヌルとした滑らかな映像に見えますよね。
上記は、実際に60Hzと144Hzの映像をスローモーションにして比較した動画です。
映像を見ると、映像の滑らかさの違いは一目瞭然ですよね。
これがリフレッシュレートの差で生まれる映像の滑らかさの違いであり、ゲーミングモニターの144Hzと60Hzの差です。

【ゲーミングモニター】144Hz対応のメリット・恩恵
ゲーミングモニターの144Hz対応モデルを使用するメリットは、前述したリフレッシュレートの違いによる映像の滑らかさ、見やすさです。
ゲーミングモニターが144H対応によって得られる映像の滑らかさは、FPSゲームや、バトルロワイヤルゲームといった視点の動きが激しいゲームで最大限の恩恵を受けることが出来ます。
さらに、ゲーミングモニターは、滑らかな映像を映し出すことができるだけでなく、映像のちらつきを抑えることができるので、目が疲れにくくなります。
そして、残念ながら現在60Hzモニターを使ってPCゲームをしている多くの人は、ものすごく不利な状況でオンライン対戦をしています。
特にFPSなどの動きの激しいゲームをプレイしている人は、144Hz対応のゲーミングモニターに変えるだけでプレイの快適さが変わるので、マウスやキーボードを買うよりも先にゲーミングモニターを買いましょう!