「ゲーミングPCって性能が魅力的だけど30万円や40万円はさすがにちょっと…」といった感じで、ゲーミングPCを購入したい、と思っていても値段が高くて手が出せないですよね。
そこで「安くて高性能なゲーミングPCはないのかな」「10万円前後のゲーミングPCは購入してもいい?」と、こんな風に思う方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、
- 安くて高性能なゲーミングPCの選び方
- 安く高性能なゲーミングPC購入時のポイント
- 高性能で安く購入できるおすすめゲーミングPC紹介
これらの内容を中心に解説していきます。
さらに安くて高性能なゲーミングPCの各パーツに焦点を当てて解説し、気になる質問にもお答えしています。
安く高性能なゲーミングPCをお求めの方には、間違いなく参考になる内容です。
ぜひ目を通してくださいね!
ゲーミングPCの安いはどこまで?性能はどのくらい?
ゲーミングPC販売ショップのラインナップの中で、一番取り扱われている価格帯は「15万円~20万円」となっています。
取扱数が多い「15万円~20万円」がゲーミングPCの平均相場になってくるため、安いゲーミングPCの価格は「9万円前後~12万円前後」になります。
10万円前後のゲーミングPCでもコスパの良い高性能なゲーミングPCはありますが、10万円前後の範囲で実現できる高性能に限られます。
そのため、快適なゲームプレイが可能なのは「VALORANT」など要求スペックが低いゲームに限られてきます。
「Apex legends フォートナイト」等の人気タイトルでも144fpsを安定させたり、144fps以上で快適にプレイするのは難しい性能値になります。
高性能で安いゲーミングPCの選び方
高性能で安いゲーミングPCの判断基準は「値段に対して性能値が勝っているかどうか」で判断できます。
「そんなことを言われても具体的なパーツとか分からない」「コスパが良いのか判断できない」と思われるでしょう。
そこでここでは「高性能で安いゲーミングPC」と言える性能について、各パーツ毎に解説していきます。
では早速見ていきましょう。
CPUは最低でも「Core i5・Ryzen5」で選ぶとコスパが良い
10万円前後の価格帯のゲーミングPCに搭載されていて「高性能で安い」と言えるCPUは以下の通りです。
Intel | AMD |
---|---|
Core i5-12400 | Ryzen 5 5600X |
Core i5-12400F | Ryzen 5 5600G |
上記のCPUが搭載されているならば「高性能で安い」と言えるでしょう。同時に最低ラインと言えるCPUとなります。
10万円前後のゲーミングPCには「Core i3」や「Ryzen 3」が搭載されていることも多いですが、長期的に使用できるゲーミングPCを求めているなら、すぐに性能の限界を感じてしまいます。
そのため「Core i3」や「Ryzen 3」を搭載している場合は「高性能で安いゲーミングPC」とは評価できません。
最低でも「Core i5」や「Ryzen 5」が搭載されていることが「高性能で安い」と言える条件になります。
GPUは最低でも「GTX1660 SUPER」で選ぶとコスパが良い
次に「高性能で安いゲーミングPC」に搭載しておきたいGPUを見ていきましょう。最低限搭載しておきたいGPUは以下の通りです。
NVIDIA |
---|
GTX-1660 Super |
最低でも「GTX-1660 Super」を搭載しておきたいですね。Core i5 +GTX-1660 Super搭載なら、パーツ性能+バランスも取れており「高性能で安いゲーミングPC」と評価できます。
注意しておきたいポイントですが、ゲーミングPCの知識がない方は、GPUが搭載されていないゲーミングPCを購入される事があります。
実際、販売ショップの「10万円以下~10万円前後」のラインナップの中には、GPUが搭載されておらずCPU内臓グラフィックと表記されているゲーミングPCがあります。
グラフィックと表記されていますが、ゲームをプレイする上では圧倒的に性能不足なので、快適なゲームプレイは不可能です。
なので「安いから」といって、CPU内臓グラフィックのゲーミングPCの購入は絶対に避けましょう。
メモリは絶対に16GBで選ぶ
メモリは軽視しがちなパーツですが、各ゲームで推奨値・必要値が明記されていますし、処理能力に直結する重要なパーツです。
「Apex Legends VALORANT フォートナイト」などの人気タイトルですら、必要値・推奨値が8GB以上であることが多いため、最低でも8GBは搭載しておかなければ快適にゲームプレイはできません。
ですが、8GBはあくまで最低値です。ゲームによっては必要値・推奨値が16GBと明記されている事もありますし、幅広くゲームを楽しむなら16GBを搭載しておきたいところです。
16GBのメモリが搭載されていれば、長期的に使用できる可能性も広がるので「高性能で安いゲーミングPC」と評価できます。
ストレージ容量は最低500GB以上・できればSSDで選ぶ
近年、ゲーミングPC販売ショップに展開されているラインナップでは、基本的に初期構成でSSDが搭載されています。
ですが、10万円前後のゲーミングPCであれば、メインストレージにHDDが搭載されている場合もあります。長期的な使用を考慮するのであれば、初期構成でSSD搭載のゲーミングPCを選んでおきたいところですね。
SSDなら起動・立ち上げ・ゲームのロードなどがHDDに比べて高速になるため、ストレス無く快適にゲームプレイや作業が行えます。
メインストレージにHDDを搭載しているのは「時代遅れ」とまで言われています。
なので、ストレージ容量は最低でも500GBで、HDDではなくSSDを搭載しておきたいです。
高性能で安いおすすめゲーミングPC3選!
安くて高性能なゲーミングPCの判断基準として各パーツを解説紹介しましたが、ここでは高性能で安く購入できるおすすめゲーミングPCを3つ紹介します。
紹介させていただくゲーミングPCは以下の3つです。
各ゲーミングPCに焦点を当てて、メリット・デメリットも解説していきます。
では見ていきましょう。
Lenovo Legion T570i
高性能で安いおすすめゲーミングPCの1つ目は、Lenovoから発売されている「Legion T570i」です。
初期構成は以下の通りとなります。
CPU | Core i5-12400F |
---|---|
GPU | GTX-1660 SUPER |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB M.2SSD + 1TB HDD |
価格 | 119,801円(税込) |
こちらは今回紹介する中でも特におすすめするゲーミングPCです。
メリットは、CPUにはゲーム性能の高い「Core i5」を搭載しており、GPUには「GTX1660 SUPER」を搭載している高性能なゲーミングPCでありながら、価格が12万円弱と安いところです。
この性能のゲーミングPCは通常価格なら15万円前後で販売されていても不思議では無いので、性能値に対してのコスパの良さが評価できます。
また、ストレージには高速な動作でストレスが無いSSDを搭載しているだけでなく、サブストレージとして大容量の1TB HDDを搭載しているので、容量不足で困る心配もありません。
これほど高性能で安いゲーミングPCは、なかなか無いのでデメリットが正直見つかりません。高性能で安くゲーミングPCを購入したい方には一番におすすめです。
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LEVEL-M0P5-R45-NAX
高性能で安いおすすめゲーミングPCの2つ目は、レノボから発売されている「LEVEL-M0P5-R45-NAX」です。
初期構成は以下の通りとなります。
CPU | Ryzen 5 4500 |
---|---|
GPU | GeForce RTX 3050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
価格 | 134,800円(税込) |
「LEVEL-M0P5-R45-NAX」は、CPUにはゲーム性能の高い「Ryzen5」を搭載しており、GPUには「GeForce RTX3050」を搭載しており、かなり高性能で安いゲーミングPCだと言えます。
具体的には、人気のApexなどのゲームを60fpsで快適にプレイできることはもちろん、設定次第ではApexなどの人気ゲームを144fps以上でプレイできるほど高い性能があります。
そして、ストレージには「500GB」の高速なNVMe SSDが搭載されているので、PCの起動やゲームの起動などあらゆる動作が高速で、『動作が遅すぎる!』というストレスの一切から解放されます。
ただ、ストレージ容量が500GBだけでは、他にも多くのゲームをインストールすると、すぐに容量不足になるので、追加で1TBあると更に良いでしょう。
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Lenovo Legion T550
高性能で安いおすすめゲーミングPCの3つ目は、レノボから発売されている「Lenovo Legion T550」です。
初期構成は以下の通りとなります。
CPU | Ryzen 7 5800 |
---|---|
GPU | RTX-3060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD256GB+HDD2TB |
価格 | 154,880円(税込) |
こちらは15万円前後と少々値が張りますが、それでもコスパが良いため選びました。
まずメリットですが、CPUとGPUの圧倒的な性能です。「Ryzen 7 + RTX-3060搭載」なら、20万円前後で並んでいても不思議ではないですからね。性能に対して非常にコスパが良いゲーミングPCです。
デメリットを挙げるならば、メインストレージのSSDの容量が小さい点に加えて15万円前後という価格ですね。サブストレージにHDD2TB搭載されていますが、SSDの容量に不満を感じる可能性もあります。
10万円前後で探している方には、少々割高に感じてしまうのもデメリットですね。とはいえ、予算を捻出してでも購入していただきたいゲーミングPCであることは間違いありません。
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高性能で安いゲーミングPCの注意点は?
高性能で安いゲーミングPCを探している理由には「予算に限度がある」「できるだけコストを抑えて快適にゲームをプレイしたい」このような考えがあると思います。
ゲーミングPCに限った事ではありませんが、コストが安いということは当然デメリットや注意すべき点も存在しています。
なのでここでは、高性能で安いゲーミングPCを購入する際に注意するべきポイントについて、解説していきます。
5万以下で安くて高性能なゲーミングPCが欲しいけどある?
まず結論からになりますが、5万円以下ではゲーミングPCは購入できません。
現在のPC市場において、快適なゲームプレイが可能なゲーミングPCを購入するには、最低でも10万円前後は必要になります。
5万円以下のPCがもし売られていたとしても、GPU未搭載・数世代前のCPU・メモリ4GB・ストレージHDDなど、快適なゲームプレイには程遠いスペックとなるため、正直5万円を捨ててしまうだけです。
そのため、「5万円以下のゲーミングPCは存在しない」と認識して、10万円前後を最低ラインとして探していきましょう。
仮に10万円でゲーミングPCを買っても周辺機器にも数万円かかる
これは初めてゲーミングPCを購入する方に多いですが、ゲーミングPC本体を購入しただけでは「快適なゲームプレイが可能な環境が整った」とは言えません。
例えば「Apex Legends」で144fpsが発揮できるゲーミングPCを購入したとして、モニターが144fpsに対応していなければ意味がありません。
最低でも「ゲーミングマウス」「ゲーミングキーボード」「144fps以上のゲーミングモニター」この3つが揃っていなければせっかく購入したゲーミングPCの性能を活かせません。
人によっては「ヘッドセットor イヤホン」「サウンドカード」「ゲーミングマウスパッド」などの周辺機器も揃えなければ、快適とは言えない可能性もありますね。
仮に高性能の10万円前後のゲーミングPCを購入できたとしても、ゲーミングPCの性能を活かせる周辺機器にも数万円が必要になるため、注意しておきましょう。
高性能で安いゲーミングPCを買う方法は?
BTO販売ショップのラインナップでは「15万円~20万円」さらに高額のPCがメインで展開されていることが多いです。
そのため、高性能で安いゲーミングPCを探すのも中々に大変なことだと思います。中には「中古PCでもいいのかな?」と考える方もいらっしゃるでしょう。
そこで高性能で安いゲーミングPCを購入できるタイミングや購入する方法について、解説していきます。
BTOメーカーの安いセール時期を狙う
「高性能で安いゲーミングPC」を購入するなら、セール時期は見逃してはいけません。基本的には3月が決算となるため、2月~3月途中まで「大決算セール」を行っているメーカーが多いです。
ただし、半期毎で決算を行っているメーカーもあるため、気になる販売ショップの動向はチェックしておきましょう。
さらに季節別で需要が高まる時期があり、その時期に在庫処分の一環としてセールが行われることもあります。
「新生活が始まる3月~4月」「ボーナスが入る7月~8月」「ボーナス+年末年始12月~1月」などの時期は、お金に余裕が生まれたり、PCが必要になる時期のため、メーカーも多売を狙うためにセールを行う傾向があります。
中でもフロンティアのセールは特におすすめです。おすすめする理由は、定期的なセールに加え、週~月替わりで特定商品のセールを実施しています。
「30万円→25万円」「20万円→15万円」などの破格で販売されるため、高性能のPCを格安で購入できるチャンスが常にあります。フロンティアのショップは常にチェックしておきましょう。
中古なら5万以下と安い値段でゲーミングPCが買える
中古PCの最大のメリットは「価格が安い」ことです。実際、新品20万円と同程度のスペックを持つゲーミングPCが、中古であれば15万円で販売されている事もあります。
このように、中古であれば高い性能のPCを格安で購入できる可能性があります。ただし、注意すべき点はあくまで中古だということです。
パーツの消耗までは元に戻せないため、いつ壊れるか分かりません。購入後数か月で故障する可能性もあります。
それに新品BTOと違って基本的に保証が無いため、故障した場合は「実費で修理を依頼する」か「自己解決する」しか対処法が無く、損をする可能性がデメリットとして挙げられます。
高性能で安いゲーミングPCに関するよくある疑問
「自作PCの方が安く済む?」「中古PCじゃダメ?」「ノートPCとデスクトップPCはどちらが安い?」
「高性能なゲーミングPCを安く購入したい」と考えている方の中には、このような疑問が浮かぶ方もいらっしゃるかと思います。不安に感じてしまい、中々購入に踏み出せなかったりしますよね。
そこでここでは「高性能で安いゲーミングPC」に関する疑問にお答えしつつ、細かく解説していきます。
自作した方が高性能で安いゲーミングPCが買える?
昔であればBTO販売ショップも少なかったため、自作が安く済むこともありましたが、BTO販売ショップが増えた現在ではBTOと比較して自作が安く済むことはありません。
PCを自作するメリットは自分の拘り通りにゲーミングPCを構成できる点ですが、基本的には知識が必要になりますし、初心者が自作しようとした場合、パーツを故障させてしまう可能性もあります。
保証もありませんし、知識が無い方には「故障した際は自己解決するしかない」と大きなデメリットがあるため、おすすめできません。
対してBTOメーカーで購入すれば、初期不良や故障した場合は手厚いサポートが受けられますし、セールなど安く購入できるチャンスも巡ってきます。
「高性能で安いゲーミングPC」の購入を検討している場合でもBTOメーカーからの購入をおすすめします。
中古と新品どっちが良いのか
結論からになりますが、中古と新品では圧倒的に新品の方が良いですね。PCに対する知識が浅い方ほど新品を購入される方が賢明です。
中古PCは、買い取った業者が清掃を行い綺麗には見せていますが、パーツは消耗したままです。そのため、購入から数か月程度で故障するリスクを抱えています。
その際に受けられる保証もありませんし、大きく損をする可能性があります。
対して新品BTOは「万が一の際に保証を受けられる」「寿命も長く長期的に使用できる」とメリットしかありません。そのため、高性能で安くゲーミングPCを購入したい方でも新品BTOの購入をおすすめします。
ノートとデスクトップはどっちが良い?
ノートとデスクトップならデスクトップが圧倒的におすすめです。
ノートPCは拡張性も無く排熱性能も低いため、長期的に安定して使用する分には不向きです。それにデスクトップPCに比べると基本的に価格が高くなりがちです。
対してデスクトップPCは水冷ファンや通気口など排熱性能に優れていますし、定期的なメンテナンスも行えるため、寿命をできるだけ伸ばすことが可能です。
それでいてノートPCよりも価格が安いため、これから高性能で安くゲーミングPCを購入するなら、ゲーミングデスクトップPCをおすすめします。
まとめ
本記事では、安くて高性能なゲーミングPCに搭載しておきたい各パーツの解説、安くて高性能なおすすめゲーミングPCを3つ紹介しました。
本記事の内容を踏まえ、安くて高性能なゲーミングPCの目安は以下の通りとなります。
- CPU =Core i5 or Ryzen 5
- GPU = GTX-1660 Super
- メモリ=最低8GB 予算と相談しつつ、16GBも検討
- ストレージ=SSD500GB
RTX-4000番台の発売が発表されたこともありますし、各ショップが続々とセールを始めています。高性能なゲーミングPCが破格の安さで購入できるチャンスとなります。
安く高性能なゲーミングPCの購入を考えている方は、販売ショップの動向は必ずチェックしておきましょう。
本記事の内容を参考にして、