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【ゲーミングPC】寿命は何年?買い替え時のタイミングを徹底解説!

ゲーミングPCは大きな負荷が掛かる重い処理を行う為、一般的なPCよりもゲーミングPCは寿命が短いとされています。

ゲーミングPCは、主にゲーム目的に購入する人が多いと思いますが、値段が高額なので、購入してからすぐに壊れてしまっては困りますよね。

そこで本記事では、ゲーミングPCの寿命と買い替え時のタイミングを筆者の経験と長持ちさせるためのコツを踏まえながらお伝えしていきます。

【ゲーミングPC】寿命は何年?普通のPCと比べて寿命は短い?

ここからは、ゲーミングPCの寿命は何年なのか、通常のPCと比べて寿命は短いのか比較して詳しくお伝えしていきます。

ゲーミングPCの寿命と言うと、大きく分けて2種類あり、具体的には以下の通りです。

  • 性能的な寿命(性能が足りなくなる)
  • ハード面での寿命(何処かのパーツが壊れて使えなくなる)

では、一つずつ詳しくお伝えしていきます。

【ゲーミングPC】性能的な寿命

ゲーミングPCの寿命として一つ目は「性能的な寿命」であり、これは壊れて使えなくなることではなく、性能不足によって寿命を迎えることです。

「性能的な寿命」は長年使用することで迎えることが多いです。具体的には、

  • 著しく動作が重くなった
  • ゲームがカクカクで快適にプレイ出来ない

といった性能的な不満が増えてきた時に、そのゲーミングPCは性能面での寿命を迎えたことになります。

ゲーミングPCは、性能ごとに「ローエンド(10万円以下)<ミドルレンジ(15万円前後)<ハイエンド(20万円以上)」で分類されています。

「性能面での寿命」は性能が高いほど長くなるので、最も性能と価格が高い「ハイエンドモデル」でれば性能面での寿命は「4~5年程」とかなり長くなります。

しかし、性能が高くない一方価格が安いメリットがある「ローエンド・ミドルレンジモデル」であれば、性能面での寿命は「2~3年」となります。

性能的な寿命を迎えると使えない?

ゲーミングPCが性能的な寿命を迎えても使えなくなる訳ではありませんが、最新ゲームを快適にプレイ出来るかは「微妙」です。

PCパーツは日々性能が上がっていく為、現在最新で高性能なパーツでも2年後の最新パーツと比べると2分の1程度の性能しかありません。

そして、性能の向上に合わせて最新ゲームが設計される為、最新ゲームを古いゲーミングPCでプレイしようとすると性能的な寿命を感じてしまいます。

ただし、この寿命を超えたからといって、多少のfps(フレームレート)落ちや画質低下も気にならない人は、無理に買い換える必要はなく、使えないことはありません。

筆者は約8年前のゲーミングPCを使用していますが、この後に記載するゲーミングPCの寿命を延ばす方法によって、今でも現役で使用できています。

【ゲーミングPC】ハード面での寿命

ゲーミングPCの寿命として二つ目は「ハード面での寿命」であり、内部のパーツが一つでも正常に機能しなくなると使用できなくなってしまいます。

「ハード面での寿命」は、長年使用することによるパーツの劣化が原因で「突然PCが起動しなくなる」こともあります。

ただ、ほとんどの場合「不具合が徐々に表れる」ことが多く、具体的には以下のような現象が起き始めるとゲーミングPCの寿命が近いです。

  • 頻繁にブルースクリーンが出る
  • 負荷を掛けると落ちる(ゲーム起動、動画編集…)
  • PCが起動しない(電源入らない・OS起動しない)

こういったハード面でのゲーミングPCの寿命は多くの場合、通常のPCよりも負荷の大きい部分に多く、特に負荷が掛かりやすく故障が多いパーツは以下の3つです。

  • ストレージ類(HDD・SSD)
  • 電源
  • グラフィックボード

では、ハード面でゲーミングPCが寿命を迎える原因になりやすい部分について、一つずつ詳しくお伝えしていきます。

ストレージ類(HDD・SSD)

ゲーミングPCの寿命を左右する最大の要因は「HDD・SSD」といったデータの読み込み、書き込みを幾度となく繰り返すストレージ類です。

HDDやSSDは主にデータの保存先で、画像や動画、ゲームファイルだけではなく、WindowsなどのOSや各ソフトウェアも含まれています。

その為、ストレージ類が壊れると”OSが起動しない”ので、使用する事が出来なくなってしまう為、ゲーミングPCとしての寿命を大きく左右する要因です。

特にHDDは、そもそもの寿命が短く「約10,000時間」で寿命を迎えると言われており、更には物理的に記録している為、負荷が掛かるほど消耗していきます。

ただ、SSDは寿命がHDDよりも長いので、ゲーミングPCの寿命を少しでも長くする為にはSSDにOSを入れておくことがおすすめです。

電源ユニット

ゲーミングPCの寿命をハード面から考えて、大きな負荷がかかりやすいパーツの二つ目は「電源ユニット」です。

電源ユニットは、ゲーミングPC全体に必要な電気を供給する為のパーツで、電源が壊れると全てのパーツが正常に機能しなくなる為、最も重要な部分です。

ゲーム用途のゲーミングPCは、多くのパーツに大きな負荷が掛かり、消費電力が大きくなる為、電源を安定供給するために電源ユニットに負荷がかかります。

安定した電源が確保できないと、途中で電源が落ちてしまったり、処理がカクついたり、最悪の場合、起動できなくなる場合もあります。

また、電源はゲーミングPCが起動している間、常に休まず動作している為、電源はゲーミングPCの寿命の要因となっており、故障箇所として多いのも電源です。

グラフィックボード

ゲーミングPCの寿命をハード面から考えて、大きな負荷がかかりやすいパーツの三つ目は「グラフィックボード」です。

グラフィックボードは、映像関連の処理を全て担っており、ゲームプレイの快適さを大きく左右する必要不可欠なパーツです。

最新の3Dゲームは、「高画質、高フレームレート」など映像処理が複雑で多くある為、グラフィックボードに非常に大きな負荷が掛かります。

ゲーム用途のゲーミングPCでは、特にグラフィックボードを酷使して大きな負荷が掛かる為、ゲーミングPCの寿命の要因となります。

とは言え、普通に3Dゲームを楽しむ程度では前述した上記2つとは違い、滅多に壊れないパーツなので神経質になる必要はありません。

ただ、少し前に流行った「ビットコインのマイニング」用途で、365日24時間負荷を掛け続けるといった使い方をすると著しく寿命が短くなるので注意が必要です。

通常のPCと比べて寿命は短い?

ゲーミングPCの寿命は通常のPCと比べて寿命は短いのでしょうか?

結論からお伝えすると、ゲーミングPCだから寿命が短いといった事は無いのでゲーミングPCの購入を考えている人は安心してください。

そもそも通常のPCとゲーミングPCに性能の差はありますが、普通に使用する分には一方が極端に寿命が短いといったことはありません。

しかし、高負荷の掛かる処理を行う場合は別で、ゲーミングPCは高負荷の掛かる処理を目的として作られていますが、通常のPCは高負荷を想定していません。

その為、高負荷処理をした時に早く寿命を迎えると考えられるのは「通常のPC」であり、そもそもの使用用途が違うので当然の結果です。

なので、ゲーミングPCは寿命が通常のPCと比べて短いという事は無く、逆に高負荷にも耐える強いPCと言えます。

【ゲーミングPC】寿命から考える買い替え時のタイミング

ここからは、前述したゲーミングPCの寿命の要因から買い替え時のタイミングを考えていきます。

結論からお伝えすると、ゲーミングPCの寿命から考えて買い替え時のタイミングは「3年~4年」がおすすめです。

とは言え、もっと長く使い続けている人もいますし、パーツの個体差もあるので「1年~2年」で故障してしまう可能性もある為、一概には言えません。

しかし、前述したゲーミングPCの寿命から考えて性能的にも厳しくなり、ハード面でも寿命が近くなる「3年~4年」が買い替え時のタイミングに最適だと考えられます。

具体的には、ゲーミングPCのハード面での寿命で故障原因となりやすい「HDDが3年~4年、電源が2年~5年」で寿命を迎えるので「3年~4年」での買い替えがおすすめです。

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【ゲーミングPC】寿命を延ばす方法

ここからは、ゲーミングPCを少しでも長く使い続けるため、ゲーミングPCの寿命を伸ばす方法をご紹介します。

この方法は、ゲーミングPCに限らず、全てのPCにおいて重要かつ有効な手段であり、簡単な内容ですので、ぜひお試しください。

具体的には、以下の3つです。

  • こまめに掃除する
  • 電源を点けっぱなしにしない
  • 壊れたパーツ、調子の悪いパーツを使わない

では、一つずつ詳しくお伝えしていきます。

こまめに掃除する

ゲーミングPCの寿命を延ばす為には、ゲーミングPCに限らず、PCの最大の敵であるホコリを処理するため、PCの内部をこまめに掃除することが有効な方法です。

PCは一般的にファンで空気を取り込んで、熱を逃しています。

吸引した空気とともにホコリなども吸うため、PC内部で堆積します。ファン周辺のホコリを取り除いたり、ブロワーなどで吹き飛ばすことが大切です。

ホコリを取り除くだけで熱排気ができるようになり、結果的にゲーミングPCの寿命を延ばすことができます。

PCの内部を開いて、ホコリを処理する方法が最も効果的な方法ですが、普通の掃除機で吸ったり、処理方法次第では電源内にホコリが入ってしまい、ショートする可能性がありますので、こまめにファン周辺のホコリを掃除する程度で構いません。

電源を点けっぱなしにしない

ゲーミングPCの寿命を少しでも延ばすためには、「電源を点けっぱなしにしない」という基本的な事が重要です。

その理由としては、しっかりシャットダウンして休ませる事はパーツにも、OSといったシステムにも良いからです。

ゲーミングPCの寿命を延ばす為に電源を点けっぱなしにしない理由の一つ目は「HDDの寿命が起動時間だから」です。

HDDは起動時間「10,000時間」で寿命を迎えると言われており、電源を点けっぱなしにするだけで寿命がどんどん短くなってしまいます。

ゲーミングPCの寿命を延ばす為に電源を点けっぱなしにしない理由の二つ目は「システムの動作が不安定になるから」です。

PCを起動し続けていると、システムにゴミが蓄積してしまい動作が不安定になり、システムが破損して正常に起動できなくなる可能性があります。

他にも「電源を点けっぱなしにする」ことによるデメリットは多いので、ゲーミングPCの寿命を延ばす為には「しっかりシャットダウン」することが重要です。

壊れたパーツ、調子が悪いパーツを使わない

ゲーミングPCの寿命を少しでも伸ばすため、故障したパーツや調子が悪いパーツを使うことが良くないことを上記でお伝えしました。こういったパーツを使い続けると、他のパーツに影響を拡大させる可能性があります。

特に電源ユニットに関しては、寿命を迎えたり、ホコリをためたままにしておいたものを使用すると、火災などの危険もありますので、継続使用はなるべく控えてください。

まとめ

本記事では、ゲーミングPCの寿命と買い替え時のタイミングをご紹介しました。最新のPCゲームを快適にプレイするため、ゲーミングPCの寿命を伸ばし、長く楽しんでいただけたら幸いです。