PCゲーム、PS4などでゲームをする時、RPGなどのゲームであればスピーカーから出る音でも十分に楽しむことは可能ですが、FPSゲームなどでは、音の方向など耳からの情報が勝敗を分ける程重要です。
高性能なヘッドセットになると大型のドライバーを搭載していることもあり、ヘッドセット自体の重量が重くなりがちで、耳を圧迫して痛かったり、肩が凝ったりというデメリットもあります。
その為、ゲーミングヘッドセットでは無くゲーミングイヤホンを好んで使うゲーマーも増えています。
ただ、ゲーミングイヤホンは大型のドライバーを搭載することができないことや、アナログ入力の物ばかりなので、7.1chバーチャルサラウンドに対応していないことが多いです。
しかし、世界的に人気を誇るゲーミングデバイスメーカー「RAZER」が超軽量の7.1chゲーミングヘッドセット「Kraken X」を発売を発表しました。
そこで本記事では、RAZER新作の超軽量7.1chゲーミングヘッドセット「Kraken X」の特徴・スペックを紹介します!
「RAZER Kraken X」の特徴
「RAZER Kraken X」の特徴は
では一つずつ「Kraken X」の特徴を詳しく見ていきましょう!
わずか250gの超軽量で長時間の装着も快適
「Kraken X」の最大の特徴は、「250g」という今までに無いほどの超軽量なゲーミングヘッドセットであることです。
これまでのゲーミングヘッドセットは、高性能を求めるが故に大型のドライバーを搭載していたりと、重量がどうしても重くなってしまっていました。
ヘッドセットを長時間着けてゲームをプレイしていると、重さで肩が凝ってしまったり、耳が締め付けられて痛くなってしまうことがよくあると思います。
実際私も、RAZERのヘッドセットを使っていましたが、長時間着けてプレイしていると、どうしても疲れてしまい、結局イヤホンを使ってゲームをプレイしています。
ただ、音の定位や遮音性を考えると、ヘッドセットを使う方がクリアに音が聞こえるので、個人的にはヘッドセットの方が良いと感じています。
しかし「Kraken X」は、超軽量設計によってわずか250gという超軽量のゲーミングヘッドセットを実現しました。
このことで、まるで装着していないかのような付け心地を実現しており、長時間ヘッドセットを装着した状態でゲームをプレイしても疲れにくく、完全にゲームの世界に入り込むことができる快適さを持続します。
軽量だけじゃない付け心地にも拘るエルゴノミクスデザイン
「Kraken X」の特徴は、超軽量設計だけでなく付け心地にも拘ったエルゴノミクスビルド(デザイン)を採用しています。
ヘッドセットを頭に装着しても重みを感じないように設計された、超軽量エルゴノミクスデザインは様々な特徴があります。
一つ目は、メガネフレームに対応したソフトなメモリーフォームクッションを採用しており、遮音性、ゲームの長時間プレイの快適性を実現しています。
長時間画面を注視するゲームは目が疲れるので、ゲーム用のブルーライトカットメガネや、視力が低い人用の度入りのメガネを装着したままでも、ヘッドセットを装着でき、メガネフレームを圧迫することはありません。
二つ目は、ソフトなヘッドバンドのパッドを採用しており、頭にかかる圧力を減らすことで、長時間ヘッドセットを装着していても疲れずらく、ストレスを低減します。
三つ目は、グランプフォースを採用し、しっかりと頭にフィットして外れにくいグリップ力を持続しつつ、疲れずらいちょうど良い締め付けで安定した付け心地を実現しています。
快適さを損なうことのないちょうど良い締め付けで、さらに快適さを上げる為の調整可能なフィット感を実現しています。
軽量化による性能への妥協は一切なし
大迫力のサウンドから繊細なサウンドまでクリアな音質
軽量化されることによる、機能性の低下は仕方が無いと思われるかもしれませんが、「Kraken X」は軽量化による機能性の低下の懸念は、全く心配ありません。
「Kraken X」用にカスタムチューニングされた40mmドライバーは、戦場の爆発音、発砲音などの迫力あるサウンドから、かすかな足音、衣擦れの音などの繊細なサウンドまでバランス良くクリアな音質で音の情報を耳に届けてくれます。
7.1chサラウンドサウンドソフトウェアによって、ゲーム内の正確な音の方位を的確に把握することができるので、FPSゲーム、バトルロワイヤルゲームなどでの奇襲に対応することができます。
ノイズの少ないクリアで高感度な単一指向性マイク
ある程度自由に曲げられる柔軟さを持ったマイクは、単一指向性マイクを採用しています。
単一指向性マイクなので、口元の音だけをクリアにお集中的に拾うので、ある程度周りの音がうるさくても、クリアに自分の声だけを相手に送ることができます。
また、左側のイヤーカップの下側に、オーディオコントロールボタンが配置されており、マイクミュート、音量の上下などの設定に簡単にアクセスすることができる便利な機能も備えています。
ただ、マイクをイヤーカップ内に収納することは出来ないので、そこが少し不便な点でもあります。
使用するプラットフォームに左右されない互換性
「RAZER Kraken X」は、接続方式が3.5mmヘッドホン端子ということもあり、PC、PS4、Nintendo Switchなど3.5mm端子を備えている、ありとあらゆるデバイスで使うことができます。
ただ、PS4や、Nintendo Switchでは、7.1chバーチャルサラウンド機能を使用することはできないので、注意が必要です。
また、Xboxでは別途ステレオアダプターが必要になる場合があります。
PCであれば、付属の7.1chサラウンドサウンドのソフトウェアのアクティベーションコードが付属しているので、PCに接続後、ドライバーをインストールすることで7.1chサラウンドを使用することができます。
発売日と価格
「RAZER Kraken X」の発売日は、2019年8月30日の予定となっています。
気になる価格は「¥6,998円(税込)」で、Amazon、楽天、Yahooショッピングから既に予約することができます。
これほどまでに、超軽量で長時間着けてゲームをプレイしても疲れにくい上に、大迫力な音声から繊細な音声まで高音質でクリアに聞こえるヘッドセットはなかなかありません。
価格も、約7,000円とお求めやすい価格なので、メインのヘッドセットとして使う分にも十分な性能を持っています。
これからヘッドセットを初めて買う初心者の人や、超軽量なヘッドセットへの乗り換えで欲しいという、ありとあらゆるユーザーに満足良く品質の高いゲーミングヘッドセットだと言えます。
RAZER Kraken X
概要
https://www2.razer.com/jp-jp/gaming-audio/razer-kraken-x
・7.1 サラウンドサウンド
・250g と超軽量
・曲げられる単一指向性マイク
・カスタムチューニングされた 40 mm ドライバー
・オンヘッドセットコントロール
・多用な互換性
ヘッドフォン
・周波数特性:12 Hz ~ 28 kHz
・インピーダンス:32 Ω @ 1 kHz
・感度 (@ 1kHz):109 dB
・ドライバー:40 mm、ネオジム磁性体使用
・イヤーカップの内径:65 x 44 mm
・接続方法の種類:アナログ 3.5 mm
・ケーブル長:1.3 m / 4.27 ft
・重量 (概算):約 250g / 0.55lbs
・楕円形イヤークッション:レザーレット製の耳全体を覆う設計で、遮音性と快適さを実現
マイク
・周波数特性:100 Hz ~ 10 kHz
・S/N 比:≥ 60 dB
・感度(@1 kHz):-45 ± 3 dB
・集音パターン:単一指向性 ECM ブームマイク
イヤーカップ上のコントロール
・ボリューム アップ/ダウン
・マイクミュートクイック切り替え
オーディオの使用
・オーディオの使用:3.5 mm ヘッドフォン端子付きデバイス
・オーディオ+マイクの使用:3.5 mm(4極)ヘッドセット端子付きデバイス
・オーディオ / マイク分配アダプター ケーブルの使用:3.5 mm ステレオミニの音声出力およびマイク入力端子搭載デバイス