PS4でゲームをする際、RPGなどのゲームであれば、モニターのスピーカから出る音でも十分にゲームをすることは可能なのですが、FPSゲームやバトルロワイヤルゲームでは敵の足音の方向や、銃声の方向などのゲーム内の音がとても重要で、勝率にかなり影響してきます。
またフレンドとボイスチャットでボイスコミュニケーションを快適にとりながらゲームを楽しむことも可能です。
より、PS4でゲームを楽しむために、今回はPS4でも7.1chサラウンドが使えるヘッドセットを接続方式の違いや、つけ心地などについてまとめて、PS4のおすすめのヘッドセットを紹介していきます。
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PS4でヘッドセットを使うメリット
PS4のゲームで最近人気のレインボーシックスシージやFORTNITE、ApexLegendsなどの、FPSオンライン対戦ゲームでは、「音」がとても重要で、足音や銃声が聞こえないと自分の近くに敵がいることや、敵プレイヤーが使っている武器の種類の特定ができなくて、無警戒で敵に近づいていってしまい、負けてしまうことになってしまいます。
7.1chサラウンドヘッドセットを使うことで、敵の足音が前後左右、上下方向からの音、銃声の音の方向がとても聞こえやすくなり、どこから敵が来ている、近くにいるのか遠いのか、などの状況判断能力が高くなり、いきなり敵に出くわして焦ってしまって負けてしまうことも無くなるでしょう。
また、フレンドとFPSゲームやバトルロワイヤルゲームをする上で大事なことは円滑なボイスコミュニケーションが勝敗を大きく分けます。ゲーミングヘッドセットには、クリアな音質で快適な通話をすることが可能なマイクが付いていることも大きなメリットだと言えます。
PS4ゲーミングヘッドセットの選び方
接続方式で選ぶ
有線接続タイプ
有線接続タイプにも二つの方法があり、USB接続方式と、3.5mmプラグ接続があります。
USB接続タイプの場合は、PS4のコントローラーではなく、PS4本体に直接接続します。USB有線接続の場合のメリットは、ゲーム音が詳細に聞こえる7.1chバーチャルサラウンドが可能なことです。また、ワイヤレスとは違い有線接続なので、遅延を感じることもなく電波干渉を気にする必要がありません。
また、3.5mmプラグ接続に比べてUSB接続の方が音質がクリアで、サラウンド機能に対応しているものはほとんどがUSB接続です。
しかし、USB有線接続は本体に直接接続する為、本体からケーブルが届く範囲でしか使用できないことや、ケーブル自体が絡まって煩わしく感じたりするデメリットもあります。
USB有線接続のメリット
- 電波干渉や遅延を気にする必要が無い。
- 7.1chバーチャルサラウンド機能が使えるものが多い。
- 音質がクリア
- 充電を気にする必要が無い。
- 使い方が単純
USB有線接続のデメリット
- ケーブルの長さの範囲でしか使えない。
- ケーブルが絡まって煩わしく感じる。
次に3.5mmプラグ接続の場合は、PS4のコントローラーのオーディオ端子に接続します。3.5mm接続のヘッドセットは汎用性が高く、スマホなどに接続して使用することも可能で、価格も安く購入することができるものが多く、初めてヘッドセットを購入する人にはおすすめです。
またコントローラーに直接接続するので、ケーブルが本体からのびていないので、ケーブルが絡まったりといった煩わしさはありません。
しかし、USB接続とは違い7.1chバーチャルサラウンド機能が使えなかったり、音質がすこし劣っていたりするので、FPSゲームなどの周りの環境音の変化が著しいゲームをするためのヘッドセットが欲しい場合はUSB接続のものが最適です。
3.5mmプラグ接続のメリット
- 汎用性が高く、PS4以外でも使える。
- ケーブルの煩わしさを感じることは少ない。
- 安価に購入できる。
3.5mmプラグ接続のデメリット
- 7.1chバーチャルサラウンド機能が使えない
- 音質がUSB接続に対して劣る
ワイヤレス接続
ワイヤレス接続タイプは、USBレシーバーを介して2.4GHz無線接続またはBluetooth接続を使い、無線で接続することができます。ワイヤレス接続のメリットは、ケーブルの長さを気にする必要が無く、ケーブルが絡まったりといった煩わしさを感じることはありません。また製品によりますが、7.1chバーチャルサラウンドに対応しています。
一方でデメリットもあり、映像と音声にズレが生じるいわゆる遅延が発生することがあることです。遅延の少ないデジタル伝送方式のヘッドセットもありますが、USB接続のヘッドセットに比べて価格が割高です。
また、ワイヤレス接続は電波を利用して接続しているので、電波干渉を受けることがあり、電波干渉が原因で遅延が発生したり、音にノイズが乗ってしまうこと、有線接続では無いので充電が必要になる点です。
よっぽど本体からの距離が遠いことや、ケーブルが煩わしいと感じる人以外は、USB接続の方が価格が安いですし、遅延や電波干渉を受けることもないので有線接続がおすすめです。
ワイヤレス接続のメリット
- ケーブルの長さを気にする必要が無い。
- ケーブルが絡まる煩わしさを感じない。
- ヘッドセットを付けたままでもある程度なら移動できる。
ワイヤレス接続のデメリット
- 遅延や、電波干渉を受けることがある。
- 遅延の無いデジタル伝送方式は価格が高い
- 充電が必要
バーチャルサラウンド機能の有無で選ぶ
バーチャルサラウンド機能については、ゲーム内の足音や銃声の方向を詳細に聞くことができる機能と前述しました。5.1ch、7.1chなどチャンネル数が増えることでスピーカーの数が増えるので、より詳細な音で臨場感あふれる音を聞くことができます。
しかし、ヘッドセットの種類やメーカーによってはPS4でバーチャルサラウンドに対応しておらず、PCでしかバーチャルサラウンド機能が使えないというケースもあります。
7.1chバーチャルサラウンドを使いたい場合には、購入前にPS4でバーチャルサラウンドが使えるのかしっかり確認しておく必要があります。
ヘッドセットの着け心地で選ぶ
ヘッドセットのイヤーパッドの素材や、密閉型か開放型かの違いは付け心地に大きな違いがあります。
イヤーパッドの素材には、レザー製と布製があります。
レザー製イヤーパッド
質感に高級感があってレザー製の方が良いという人が多く、レザーなので汚れても拭き取ることで簡単に綺麗に保つことができます。ですが、レザーのイヤーパッドだと長時間着けていると汗で蒸れて不快感を感じるてしまいます。
布製イヤーパッド
一方で布製のイヤーパッドの場合は通気性に優れているので蒸れを感じることは一切ないですが、ずっと使っていると汗が染み込んでいって、イヤーパッドがヘタってきたりすることがあります。
レザー製イヤーパッドか布製イヤーパッドのぢちらが良いかは、どちらも一長一短なので、それぞれの好みになるので好みに合わせて選べば良いと思います。
もう一つ着け心地を左右するのは、密閉型タイプか開放型タイプを選択するかです。
密閉型タイプ
密閉型ヘッドセットの特徴としては、耳を密閉する構造になっていることで、装着した時に外の音を完全に遮断することができます。密閉型のメリットは、没入感が高くゲームに集中することができるので、ゲーミングヘッドセットは密閉型であることが多いです。デメリットとしては、完全に耳を密閉してしまうので、蒸れやすいことです。
開放型タイプ
開放型タイプの特徴としては、密閉型に対して開放型タイプは耳を密閉しない構造になっていることで、装着した時に外の音が完全に遮断されることがありません。開放型にはイヤーパッドが布製であることが多く、開放感のある音が特徴です。開放型のメリットとしては、外の音が聞こえるので話しかけられても気付きやすいことです。デメリットとしては、密閉型に比べて低音が出しずらいことと、周りがうるさいと集中できない点です。
ゲーミングヘッドセットとしては、外の音を完全に遮断して集中しやすい環境を作りやすいので密閉型のヘッドセットがおすすめです。
ゲーミングヘッドセットの評判の高いメーカー
Kingston HyperX
KingstonはPC用メモリ、SSDといった記憶ディスクを作っていたメーカーのゲーミングデバイスブランドです。世界的に人気があり、ヘッドセット以外にもゲーミングマウスやゲーミングキーボードを発売しており品質の高さと、価格の安さに定評があります。
HyperXのヘッドセットは、PCやPS4などマルチプラットフォームで使えるように設計されているので、PS4に対応したヘッドセットが数多くあります。
Razer
RazerはPC用のゲーミングデバイスを数多く販売している世界的な人気メーカーです。
最近では、PS4用に7.1chバーチャルサラウンド機能が使えるヘッドセットを開発し販売しており、PC用のゲーミングデバイスだけでなく、PS4にも対応できるゲーミングデバイスがこれからどんどん増えていくと思います。
RazerのヘッドセットをPS4で使う場合は注意点があり、別途ソフトウェアが必要でPCでしかバーチャルサラウンドに対応していないものが多くあります。しっかりと購入前にはPS4でバーチャルサラウンドに対応していることを確認してください。
Logicool
LogicoolもPC用ゲーミングデバイスメーカーとして、世界的な人気メーカーです。
Logicoolはコストパフォーマンスが高く、価格帯が広いので、プロゲーマーが使うようなハイエンドモデルから、初心者が使いやすく買いやすい価格のゲーミングデバイスまで幅広い層に対応できるような製品ラインナップなので、絶対に自分に合ったゲーミングデバイスが見つかると思います。
LogicoolもRazerと同じく、PC用ゲーミングデバイスメーカーなのでPCには対応しているがPS4には対応していないものもあるので、購入前にしっかりと確認しておく必要があります。
まとめ
ゲーミングヘッドセットの種類は数多くあり、価格もピンからキリまであるので自分に合ったヘッドセット選びをして後悔の無いようにしてください。
参考として、ヘッドセットの販売サイトで口コミを確認してみることや、人気ランキングもチェックしてみることが大切です。