グラボなしのPCで、話題の3Dゲームをプレイすることはできるのでしょうか?
結論から申し上げると、グラフィックボードが搭載されていないPCでゲームをするのは難しいのが現状です。
ですが、本記事ではグラボなしのPCでも3Dゲームを楽しめる方法をご紹介致します。
また、グラボの性能や役割、グラボが搭載されているPCと搭載されていないPCの違いなども解説していますので、是非チェックしてみてください。
それでは、グラボなしのPCでゲームをプレイする方法、グラフィックボードの解説について見ていきましょう。
そもそもグラフィックボードとは?
「グラボなしのPCでゲームができない理由」と併せて、そもそもグラフィックボードとはなんなのか?について解説していきたいと思います。
そこで、参考にしてほしいポイントを以下にまとめてみました。
- 「グラフィックボード」は映像出力に関わる重要なパーツ
- ゲームを快適にプレイするにはグラフィックボードが必須
それでは早速、グラボなしのPCでゲームができない理由について見ていきましょう。
「グラフィックボード」は映像出力に関わる重要なパーツ
「グラボなしのPCでゲームができない理由」はグラフィックボードが映像出力に関わる重要な役割を担うパーツだからです。
グラフィックボードは、オンボードよりも高い性能を持ち、映像出力の処理に特化しています。
そのため、グラフィックボードの性能=ゲームの快適さと言えるほど、ゲームをプレイするには必須なパーツとなっています。
高画質で綺麗な映像を映し出す場面や、2画面以上のマルチディスプレイ環境にもグラフィックボードが必要となっています。
また、映像出力の処理には負荷が大きく掛かるので、メモリの容量にも注意しておきましょう。

負荷のかかる作業(3Dゲームや動画編集)をする場合は、16GB以上がおすすめです。
なので、グラボなしのPCでは、話題の3Dゲームを快適にプレイするのは難しいと言えます。
ゲームを快適にプレイするにはグラフィックボードが必須
3Dゲームを快適にプレイするならグラボは必須ですが、ブラウザゲーム程度なら必要はありません。
ただ、現実問題、昨今のゲームシーンを考えるとブラウザゲームを興じるという場面は少ないですよね。
流行りの「フォートナイト・APEX」を快適にプレイするのであれば、やはりグラボは必須と言えます。
尚、最低動作環境で見ても内蔵GPUなしのPCでは、起動をすることもできません。
参考程度ですが、最低でも、CPUは「Intel Core i3 2.4GHz」以上で、映像処理に関わるGPUですら「Intel HD 4000」以上ないと起動することができない、と公表されています。
上記の要求スペックはあくまで、ゲームをプレイできるかどうかではなく、起動ができるかといった話なので、注意しておきたいところです。
ゲームを快適にプレイする場合は「NVIDIA」か「AMD」のグラフィックボード(GPU)が搭載されていることが条件となっているのがほとんどです。
なので、グラボなしのPCでゲームを快適にプレイをするのは、難しいでしょう。
グラボなしのPCでゲームはできる?
前述の通り、グラボなしのPCでゲームを快適にプレイすることはできません。
仮に、起動ができて、ゲームロビーにはいることができても「処理落ち・その場で固まる」などストレスな場面に多く遭遇することになります。
また、いくらゲーム内の設定を下げてキャラクターを動かすことに成功したとしても、敵と撃ち合う場面などでは動作がカクつく、など、快適にゲームをプレイすることは無理と言っていいでしょう。
そもそも、映像処理をする機能が伴っていないので、高負荷の3Dゲームをプレイするのは端から条件満たしていないということになります。
なので、基本的にグラボなしのPCでゲームをすることは考えない方が良いでしょう。
グラボなしのPCでゲームをやる方法は?
では、本題の「グラボなしのPCでゲームをプレイする方法」について解説していきたいと思います。
そこで、参考にしてほしいポイントを以下にまとめてみました。
- クラウドゲームなら重いゲームも快適にプレイ可能
- 回線速度によっては快適にプレイできないこともある
それでは早速、グラボなしのPCでゲームをプレイする方法ついて見ていきましょう。
クラウドゲームなら重いゲームも快適にプレイ可能
グラボなしのPCでもクラウドゲームサービスを利用すれば、快適にゲームが楽しめます。
クラウドゲームサービスとは、入力操作や映像出力などのデータをサーバー側に伝送し、サーバー側がデータの処理を行った上で、ストリーミング形式で配信してくれる、といったサービスです。
なので、クラウドゲームサービスを利用すれば、高負荷な処理ができないパソコンでも、快適にゲームを楽しむことができます。
また、PCだけでなくスマートフォンやタブレットなどのデバイスでも快適にPCゲームをプレイすることも可能なのは嬉しいポイントですよね。
ネット回線さあれば、自宅だけでなく外出先、どこにいてもPCゲームを快適にプレイすることが可能なのも、利用する価値を感じます。
クラウドゲームサービスを利用すれば、グラボなしのPCでも快適にゲームをプレイできるので、利用しない手はないと言っていいでしょう。
そして、クラウドゲームサービスなら「GeForce NOW」がおすすめです。
しかも、「GeForce NOW」には無料のプランがあります。
ゲーミングPCは15万円以上と値段が高いですが、「GeForce NOW」ならゲーミングPCを買う必要は無く、無料で思いっきりPCゲームを遊ぶことができます!
無料のフリープランはどれだけ遊んでも0円で簡単な登録をしてアプリをインストールするだけ!しかも、登録にクレジットカードは必要ありません!
あなたは15万円のゲーミングPCを買いますか?それとも0円の「GeForce NOW」でPCゲームを遊びますか?
回線速度によっては快適にプレイできないこともある
前述の通り、クラウドゲームサービスを利用すれば、グラボなしのPCでも3Dゲームを快適にプレイすることができます。
ですが、クラウドサービスという性質上、快適性が回線速度に依存するので、回線速度の遅い環境では十分に楽しむことは難しいのがデメリットと言えます。
特に、オンラインゲームなどの0.1秒を争う場面では、回線速度が重視されるため、ゲームサーバーのレスポンスと併せてクラウドサーバーからのレスポンスも気にしなくてはなりません。
また、4K画質でPCゲームをプレイするには、それなりの回線速度が求められるということも注意しておきましょう。
さらに、外出先でプレイがしたいと考えている人は、高速なWiFi回線か、5G回線が必要になります。
ゲーミングPCを購入する予算がなく、自宅のみでクラウドゲームサービスを利用してみようと考えている人の中には「家の回線速度が遅い」と悩む方もおられると思います。
そんな人は、「Nuro光」などの超高速な光回線に切り替えた方が、クラウドゲームのように回線速度に依存するサービスを快適に利用することができるのでおすすめです。
私も「Nuro光」を使っていますが、どの時間帯も「下り800 Mbps」を下回ることがありません。
その為、GeForce NOWで全く遅延を感じることなく快適にプレイできています!

Googleにて「Nuro光」を使用してSpeedTestした結果
しかも、Nuro光では1年間の料金が「980円」と、速度に対する価格は破格の安さであり、Nuro光よりも遅い光回線を契約する理由は見つかりません。
ただ、「Nuro光」は日本最速の回線ではあるものの、開通可能なエリアが限られるので、残念ながらエリア対象外だとNuro光を使えません。
グラボありのPCで出来ることは?
グラボなしのPCと、グラボありのPCの違いは「ゲームができるか」といったことだけではありません。
そこで、参考にしてほしいポイントを以下にまとめてみました。
- ゲームを144fps以上の高いフレームレートでプレイできる
- 動画編集・3Dモデリングなど動作の思い作業ができる
- グラボありのPC(ゲーミングPC)は価格が高い
それでは早速、グラボなしとありのPCではどんな違いがあるのか、ゲームの快適性や値段について見ていきましょう。
ゲームを144fps以上の高いフレームレートでプレイできる
グラボなしのPCとは違って、グラボありのPCであればゲームを高フレームレートでプレイすることができます。
もちろん、グラボの性能にもよりますが、ゲーミングPCであれば、コンシューマ機よりもヌルヌルとした滑らかな映像でゲームを楽しむことが可能です。
また、クラウドゲームサービスでは、PCゲームをプレイすることはできるものの、144fpsといった高フレームレートでプレイすることはできません。
なので、滑らかな映像で快適にプレイをしたいと考える人にとっては、ゲーミングPCを購入する方がベストな選択と言えます。
特に、Eスポーツシーンや大会出場など、勝ちこだわってゲームをプレイしたい人にとっては、クラウドゲームサービスを利用するよりもゲーミングPCが最適です。
グラボなしのPCで、クラウドゲームを楽しむのも悪くはありませんが、ゲーミングPCとのデバイス差が生じてしまうことは念頭に置いておきましょう。
人気ゲームを144fpsで快適にプレイできるゲーミングPCについては、以下の記事で詳しくお伝えしているので、是非参考にしてください。
動画編集・3Dモデリングなど動作の重い作業ができる
グラボなしのPCとは違って、グラボありのPCであればゲームだけでなく、動画編集など、負荷のかかる作業もこなせます。
クラウドゲームでは、当然ゲームしかできません。
なので、PCゲームもしたい、動画編集などにも挑戦してみたい、と考える人はゲーミングPCを買った方が良いと言えるでしょう。
また、「NVIDIA」のグラボが搭載されているPCでは「GeForce Experience」を利用することができます。
「GeForce Experience」には「SHADOW PLAY」といった録画機能が備わっています。
多くのゲームタイトルが最適化がされているので、高画質での録画が可能です。
「SHADOW PLAY」では自分のプレイを簡単に保存できるので、動画編集と併せて、自分だけのクリップがPC1台で作成することができるのも、ゲーミングPCを選ぶメリットと言えます。
グラボなしのPCでもクラウドゲームのクリップキャプチャーは可能ですが、クリップの編集まではできないので注意しておきましょう。
グラボありのPC(ゲーミングPC)は価格が高い
グラボなしのPCとは違って、ゲームや動画編集が快適にできる分、グラボありのPC(ゲーミングPC)の値段は高めに設定されています。
グラボありのPC(ゲーミングPC)は、最低でも10万円以上が相場となっており、より快適なモデルを求めるとなると15万くらいの予算は考えておきたいところです。
- シングルモニター
- ゲーム以外の作業をしない
- 余計なソフトを動かす予定がない
- ゲーム内の設定は最低でも構わない
という人でも、10万円付近のゲーミングPCを選ぶ必要があります。
- ダブルモニター
- 動画編集もがっつりしたい
- ソフトを同時に動かす予定がある
- ゲーム内の設定はすこしこだわりたい
という人は、15万円以上のモデルを選びつつ、メモリの容量は最低でも16GBにしておきましょう。
一方で、クラウドゲームサービスなら、月額2,000円ほどなので、年間を通してみても15万以上のゲーミングPCを買うよりは安く済みます。
なので、予算を抑えつつ、グラボなしのPCでゲームをカジュアルに楽しみたいと考える人は、クラウドゲームサービスがおすすめです。
しかも、「GeForce NOW」は無料で利用する方法があります。
ゲーミングPCは15万円以上と値段が高いですが、「GeForce NOW」ならゲーミングPCを買う必要は無く、無料で思いっきりPCゲームを遊ぶことができます!
あなたは15万円のゲーミングPCを買いますか?それとも0円の「GeForce NOW」でPCゲームを遊びますか?
まとめ
本記事では、グラボなしのPCでゲームはできるのか、についてお伝えしてきました。
本記事の内容をまとめると以下の通りです。
- グラボがないと3Dゲームを快適に楽しむことは難しい
- グラボなしのPCでもクラウドゲームサービスを利用することでゲームを楽しめる
- クラウドゲームは自宅や外出先でも、回線速度が重要
- ゲーミングPCなら高フレームレートでゲームをプレイできる
- ゲームと動画編集を両立させたいならゲーミングPC一択
- 予算を極力抑えて、ゲームを手軽に快適に楽しみたいならクラウドサービスがおすすめ
グラボなしのPCやスマホ、タブレットでも、クラウドゲームサービスを利用すれば、どこにいても快適にPCゲームが楽しめる時代です。
ゲーミングPCを購入する予算が貯まるまでは「クラウドゲームサービスを利用する」というのも良い選択肢だと思います。
この機会に、グラボなしのPCでも気軽にゲームを遊べるサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか?