有名実況者などを見て、「自分もゲーム配信をやりたい」と思った方の中には、「ゲーミングPCで配信したいけどおすすめモデルが分からない」という人もいませんか?
ゲーミングPCの中でも、配信に向いたモデルでないと、見てくれる人も快適ではなくなってしまいますし、自分も快適にゲームをプレイできず、本来の力を発揮できなくなってしまいます。
そこで本記事では、ゲーミングPCで配信に最適なおすすめモデルをスペック面や、おすすめしないモデルの特徴などを含めて詳しくご紹介します。
【ゲーミングPC】配信におすすめなモデルの選び方と必要スペック
ゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめするモデルの選び方として必要なスペックはどのぐらいなのか具体的に詳しくお伝えしていきます。
ゲーミングPCからゲームをプレイしながら、プレイ画面を「YouTube、Twitch等」に配信するためには、高いスペックが求められます。
スペックが不足している場合では、配信をしているとゲームがカクカクで快適にプレイ出来ない上に、配信画面の画質が悪く低品質な配信になってしまいます。
では、ゲーミングPCの配信向けにおすすめするモデルとは、一体どんなゲーミングPCなのか必要なスペックは以下の通りです。
- CPUは「Core i7」以上
- メモリは「16GB」以上
- GPUは「GTX1660 SUPER」以上
では、重要なパーツごとに一つずつ詳しくお伝えしていきます。
【ゲーミングPC】配信向けにおすすめの「CPU」
ゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめするモデルの選び方として、最も重要視するべきパーツは「CPU」であり、「Core i7」以上が最適です。
CPUの性能が低いものでゲームと配信を同時に行うと、ゲームのフレームレートが低下し、配信でも音ズレやラグなどが発生しやすくなります。
そうなると快適にゲームをプレイできない上に、配信画面の画質が低く、視聴者の人も楽しんで視聴することが出来ません。
もちろん、「Core i5」が搭載されたゲーミングPCでも配信をする事は可能ですが、「Core i7」以上でないと、快適に配信する事は不可能でしょう。
なので、ゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめするモデルの選び方として「Core i7」以上のCPUが搭載されたモデルが最適です。
【ゲーミングPC】配信向けにおすすめの「メモリ」
ゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめするモデルの選び方として、次に重要なパーツは「メモリ」であり、「16GB」以上が最適です。
メモリは、OSやソフトの動作時に必要な情報を一時的に保存しておくもので、同時に複数の情報処理には容量が多い程、円滑に処理することが可能です。
メモリ容量の消費は、ゲームをプレイするだけでも非常に消費量が多く、同時に配信するとなるとメモリの消費量は更に多くなる為、大容量のメモリが必要です。
ゲームをプレイするだけであれば、メモリ容量は最低「8GB」でも十分ですが、配信とゲームを同時に行うには「16GB」は必須になります。
メモリ容量が多すぎるデメリットは特に無いので、予算があれば16GB以上のメモリを搭載しても何ら問題はありません。
なので、ゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめするモデルの選び方として「16GB」以上の容量のメモリが搭載されたモデルが最適です。
【ゲーミングPC】配信向けにおすすめの「GPU」
ゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめするモデルの選び方だけではなく、ゲーミングPCに最も重要なパーツは「GPU(グラフィックボード)」です。
GPUは、映像処理の全般を担っており、性能が低いとゲーム内でのカクつきの原因になり、ゲームを快適にプレイ出来ません。
特に、ゲーミングPCでゲームと同時に配信を行うと、フレームレートが著しく落ちる為、GPUの性能が低いと配信が出来ても自分が快適にゲームをプレイ出来ません。
なので、ゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめするモデルの選び方として高性能なGPUが必須であり、最低でも「GTX1660 SUPER」以上が最適です。
ただ、予算が許すのであれば、高性能なGPUであるほど良く、コスパの観点から筆者のおすすめするグラフィックボードは、「RTX2070 SUPER」以上です。
RTX2070 SUPER以上のスペックを持つものであれば、配信やゲームプレイも快適に行え、将来、販売されるゲームでも十分なスペックでしょう。
【ゲーミングPC】配信向けにおすすめしないモデルの特徴
これまで、ゲーミングPCの中でも配信をする為のおすすめモデルの選び方と必要なスペックをお伝えしましたが、逆におすすめしないモデルもあります。
配信とゲームプレイを同時に行うと、ゲーミングPCに負荷がかかりますので、構造的に配信に向いていないゲーミングPCもあります。
ゲーミングPCから配信をする上でおすすめしないモデルの特徴は以下の通りであり、順番に詳しくお伝えしていきます。
- ローエンドモデルのゲーミングPC
- ノート型のゲーミングPC
- スリム型のPC
では、一つずつ詳しくお伝えしていきます。
ローエンドのゲーミングPCは配信におすすめしない
ゲーミングPCで配信をするには、おすすめできないモデルの特徴として1つ目は、「低価格のローエンドモデル」のゲーミングPCです。
各BTO専門パソコンショップなどで様々な価格帯やスペックで販売されてる中でも、ローエンドモデルに含まれる10万円以下のゲーミングPCはスペック的にもゲームと配信を同時に行えない可能性があります。
搭載しているパーツなどから考えると、最低でも10万円以上、安定した配信や将来性を考えると、15万円以上のゲーミングPCを選ぶのが良いでしょう。
また、Vtuberのような配信をしながら、ゲームも同時にプレイする際には、20万円以上のゲーミングPCを選択することが最適です。
なので、ゲーミングPCで配信にはおすすめできないモデルの1つ目に「低価格のローエンドモデル」が挙げられます。
ノート型のゲーミングPCは配信におすすめしない
ゲーミングPCで配信するには、おすすめできないモデルの特徴として2つ目は、「ノートパソコン型のゲーミングPC」です。
ノートパソコン型のゲーミングPCは、小型で持ち運びができるのですが、そのぶん排熱が不十分になりやすく、熱からパーツを守る為に性能を落としてしまいます。
デスクトップPCであれば、コストパフォーマンスに優れたパーツを幅広く選択でき、排熱性能も良い為、熱害が少ないので性能を最大限に活かすことが可能です。
ゲームプレイと同時に配信を行うには、高いパフォーマンスを長い時間安定して維持することが、配信の画質や安定性に繋がります。
なので、ゲーミングPCで配信にはおすすめできないモデルの特徴2つ目に「ノート型のゲーミングPC」が挙げられます。
ただ、配信用のPCとしてノート型のパソコンを使用して、ゲーム用には別のゲーミングPCを使用する2PC配信にはノート型が最適です。
スリム型のゲーミングPCは配信におすすめしない
ゲーミングPCで配信をする際におすすめできないモデルの3つ目は、スリムPCのなどの小型デスクトップPCです。
スリムPCのなどの小型デスクトップPCも、前述したノート型と同様に熱の影響を受けやすく、性能低下が起きやすくなります。
また、スリム型の小型ゲーミングPCは、性能の割に価格が高い傾向が強く、価格が同じであればデスクトップ型の方が性能が高く、コスパが高いです。
なので、ゲーミングPCで配信にはおすすめできないモデルの特徴3つ目に「スリム型のゲーミングPC」が挙げられます。
仮に、小型のゲーミングPCを選択したい場合は、最低でもミニタワーやミドルタワー程度のサイズのものを選択するのがおすすめです。
【ゲーミングPC】配信向けにおすすめなモデル4選!
ここからは、ゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめなモデルをお伝えしていきます。
どのモデルも、ゲームをプレイしながら配信も快適に行うことが可能なスペックを持ったモデルになっています。
簡単にゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめなモデルをお伝えすると、以下の通りです。
では、一つずつ詳しくお伝えしていきます。
【Lenovo】Legion T550i(Core i7・GTX1660SUPER)
ゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめなモデルは「Legion T550i(Core i7・GTX1660SUPER)」で、具体的な構成は以下の通りです。
CPU | Core i7-10700 |
---|---|
メモリ | 16GB |
GPU | GeForce GTX1660 SUPER |
容量 | 256GB SSD+2TB HDD |
電源 | 650W 80PLUS GOLD |
価格 |
「Legion T550i」は、ゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめする必要なスペックを全てクリアしている配信に最適なおすすめモデルです。
特筆すべきは価格で、同性能であっても他メーカーよりも「約2万円」ほど安い価格で購入でき、価格を抑える為に目立たない部分で妥協している点も無いコスパ最強モデルです。
特に、少し安い価格に抑えつつ、ゲームと配信を同時に行っても快適なゲーミングPCが欲しいと思っている人におすすめです。
しかし、GPUは「GTX1660 SUPER」と他のモデルに比べて若干性能が劣りますが、安い価格に抑える為には仕方がありません。
ただ、他の部分は「Core i7」以上のCPUが搭載されていますし、メモリも「16GB」と大容量なので、配信を行っても性能不足を感じることは無いでしょう。
ゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめのモデルが欲しいという人で、安い価格に抑えて購入したいと考えている人は非常におすすめです。
【Lenovo】Legion T550i(Core i7・RTX2070SUPER)
ゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめなモデルは「Legion T550i(Core i7・RTX2070SUPER)」で、具体的な構成は以下の通りです。
CPU | Core i7-10700 |
---|---|
メモリ | 16GB |
GPU | GeForce RTX2070 SUPER |
容量 | 512GB SSD+2TB HDD |
電源 | 650W 80PLUS GOLD |
価格 |
「Legion T550i」は、最新の「Core i7」を搭載しており、GPUには私が推奨している「RTX2070 SUPER」が搭載されている配信向けに最適なおすすめなモデルです。
こちらも特筆すべきは価格であり、同性能であっても他のメーカーよりも「約2万円」ほど安い価格で購入できるコスパ最強のおすすめゲーミングPCです。
また、配信だけでなく、人気の「フォートナイト、ApexLegends」といったゲームを240fpsで快適にプレイできるほど、非常に高いゲーム性能があります。
快適にゲームを楽しむのも良いですし、ゲーム配信をして楽しい時間を共有することもできる非常にマルチに使用できるモデルです。
「Legion T550i」は、非常にバランス良くまとまっており、ゲームと配信を同時に行っても性能不足による不満を感じることは無いでしょう。
また、今後長い間使い続けることが出来る将来性の高い性能があるゲーミングPCを、これほど安い価格で購入できるので、他のBTOで買うよりも満足度が高いと言えます。
【Lenovo】Legion T750i
ゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめなモデルは「Legion T750i」で、具体的な構成は以下の通りです。
CPU | Core i9-10900K |
---|---|
メモリ | 32GB |
GPU | GeForce RTX2080 SUPER |
容量 | 512GB SSD+2TB HDD |
電源 | 650W 80PLUS GOLD |
価格 |
ゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめするモデルとして「Legion T750i」は最も最適で、ゲームと配信を非常に快適に行うことが可能です。
こちらも特筆すべきはその価格であり、「Core i9・RTX2080SUPER」の組み合わせで、税込22万円以下は「異常」としか言いようが無いほど破格なモデルです。
通常、「Core i9・RTX2080SUPER」を搭載しているモデルは、他のメーカーだと「約25万円」ほどが相場ですが、「Legion T750i」なら約3万円ほど安く購入できます。
また、配信だけでなくゲームを快適にプレイする事はもちろん、「Core i9」CPUを搭載しているので動画編集や動画の書き出しも非常に快適です。
また、「RTX2080SUPER」と非常に性能の高いGPUを搭載しているので、ほとんどのゲームを240fpsで快適にプレイすることも可能です。
動画のエンコード処理も、配信同様にCPUの性能に大きく左右されますが、「Legion T750i」は非常に高性能な「Core i9」を搭載しているので余裕です。
「Legion T750i」は、「ゲーム性能最強が欲しい人、ゲーム配信や動画編集を頑張っていきたい人に最も最適なおすすめモデルです。
ただし、納期が2か月以上とかなり期間が長いため、すぐに欲しいという人は次のモデルと検討してみてください。
【FRONTIER】FRGAH470F/SG2
ゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめなモデルは「FRGAH470F/SG2」で、具体的な構成は以下の通りです。
CPU | Core i9-10900 |
---|---|
メモリ | 32GB |
GPU | GeForce RTX2070 SUPER |
容量 | 1TB NVMe SSD+2TB HDD |
電源 | 850W 80PLUS GOLD |
価格 | 189,800円(税抜) |
ゲーミングPCの中でも配信向けにおすすめするモデルとして「FRGAH470F/SG2」は最適で、ゲームと配信を非常に快適に行うことが可能です。
CPUには、最新の「Core i9」が搭載されており、ゲームを快適にプレイできることはもちろん、配信や動画編集などマルチタスクな処理に強いので不満を感じることは無いでしょう。
また、GPUには「RTX2070 SUPER」が搭載されているので、人気の「フォートナイト、ApexLegends」といったゲームを240fpsで快適にプレイすることも可能です。
さらに、「1TB」と大容量かつNVMe接続で高速なSSDが搭載されているので、「電源OFF時からの起動、ゲームの起動、動画編集時の読み込み」などあらゆる動作が高速になります。
「FRGAH470F/SG2」は十分にコスパの良いモデルですが、前述した「Legion T750i」と比べると性能も落ちてしまいますし、コスパも良いとは言えません。
ただ、「Legion T750i」の納期は2か月以上とかなり時間が掛かりますが、「FRGAH470F/SG2」なら「納期は1週間ほど」なので、すぐに欲しい人におすすめです。
まとめ
本記事では、ゲーミングPCで配信をする上でおすすめモデルと、搭載するべきパーツのスペック、おすすめできないモデルの特徴をご紹介しました。
改めて、ゲーミングPCの中でも配信向けのおすすめモデルの特徴をまとめると、以下の通りです。
- CPUは「Core i7」以上
- メモリは「16GB」以上
- GPUは「GTX1660 SUPER」以上
上記は、あくまでも一つの基準であり、更に高いスペックのゲーミングPCであれば、ゲームをプレイしながら快適に配信を行うことが可能です。
ただ、上記よりも低いスペックのゲーミングPCでも配信を行うことは可能ですが、快適に配信を行いながらゲームも快適にプレイする事は難しいでしょう。