ゲーミングヘッドセットを長時間付けていると蒸れてしまってゲームに集中できないことがありませんか?
また、音を全部聞いている感じがして聴き疲れしてしまいませんか?
今回はそんな方のために蒸れない、聴き疲れしにくい開放型ゲーミングヘッドセットについて分かりやすく紹介していきます。
密閉型のゲーミングヘッドセットとの違い等を紹介し、最後にはおすすめの開放型ゲーミングヘッドセットを紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
開放型ゲーミングヘッドセットとは?密閉型との違いは?
開放型と密閉型の主な違いは、耳周りの密閉度の違いです。
開放型のヘッドセットは耳周りを密閉しない設計であるため、周囲の音を遮断せずにゲームを楽しむことが駅ます。
そして、密閉型のヘッドセットは耳周りを密閉する設計なので、外部の音を完全に遮断することができます。
それではそれぞれの特徴を紹介していきます。
開放型ヘッドセットは周りの音を遮断しない
開放型ヘッドセットはイヤーカップに周囲の音が入り込むように設計されています。
開放型だと音がこもらない設計なので高音の伸びが非常によくまた、圧迫感がないので長時間装着していても疲れにくいです。
ただ、周りの音を遮断しないので雑音が多いところでは使いづらく、ヘッドホンからの音も漏れやすいので外での使用には向いていません。
密閉型ヘッドセットは周りの音をほぼ完全に遮断する
密閉型ヘッドセットはイヤーカップが耳を完全に覆い密閉するので、周りの環境音等の雑音がほとんど聞こえません。
そのためよりゲームの世界に没入することができ、外部からの騒音などのノイズを最小限に抑えることができます。
チームメイトとのボイスチャットをしながらゲーム音を聞いていても他のノイズに邪魔されずに、ゲームに集中することができます。
開放型ゲーミングヘッドセットのメリット・デメリットは?
開放型ゲーミングヘッドセットには、周囲の音が聞こえる、通気性が良く蒸れにくい、圧迫感が少なく付け心地が良いといったメリットがあります。
一方で、音漏れしやすい、周りの雑音が多く集中しにくい、ヘッドセットの種類が少ないというデメリットも存在します。
メリットだけでなくデメリットについてもしっかりと理解したうえで開放型ゲーミングヘッドセットを選んでください。
開放型のメリット
開放型ゲーミングヘッドセットの主なメリットは、
- ゲーム中にも周囲の音が聞こえる
- 通気性が良く長時間使用しても蒸れにくい
- 圧迫感が少なくヘッドホンが苦手でも付け心地が良い
この3つです。
それでは1つずつ紹介していきます。
ゲーム中にも周囲の音が聞こえる
1つ目のメリットは「ゲーム中も周囲の音が聞こえる」です。
ゲーム中に周囲の音が聞こえるからといって、ゲーム音やボイスチャットが聞こえづらいということはありません。
むしろ音が適度に抜ける開放型は、低音が響きにくいため、高音域がクリアになり、FPSゲームで敵の足音や銃声音がより聴きやすくなります。
また密閉型ヘッドセットのように完全に周りの音を遮断するのが苦手な人にもおすすめです。
通気性が良く長時間使用しても蒸れにくい
2つ目のメリットは「通気性が良く長時間使用しても蒸れにくい」です。
密閉型ヘッドセットだと、耳全体を密閉してしまいます。
そのため、長時間使用していると、蒸れてしまい不快に感じることがあります。
ですが開放型ヘッドセットであれば、密閉されず通気性が非常に良いので、長時間ゲームに没頭していても蒸れず快適にゲームをプレイすることができます。
圧迫感が少なくヘッドホンが苦手でも付け心地が良い
3つ目のメリットは「圧迫感が少なくヘッドホンが苦手でも付け心地が良い」です。
密閉型ヘッドホンはイヤーカップが密閉されているので音がこもりやすいです。
そのため耳への圧迫感が強く、閉塞感を感じやすいです。
ですが、開放型ヘッドホンであれば、耳への圧迫感もなく快適なので、ヘッドホンが苦手だという方でも長時間装着することができます。
開放型のデメリット
開放型ゲーミングヘッドセットの主なデメリットは、
- 密閉型に比べて音漏れしやすい
- 周りの雑音が多いとゲームに集中しにくい
- ヘッドセットの種類が少なくて選択肢が狭い
この3つです。
密閉型に比べて音漏れしやすい
1つ目のデメリットは「密閉型に比べて音漏れしやすい」です。
開放型ゲーミングヘッドセットは構造上どうしても音漏れがしやすいです。
そのため外では周囲の人の迷惑になってしまうため使用しにくく、家のなかでも家族が不快に感じてしまうことがあるかもしれません。
ですので、周囲の人に迷惑にならないよう配慮が必要です。
周りの雑音が多いとゲームに集中しにくい
2つ目のデメリットは「周りの雑音が多いとゲームに集中しにくい」です。
1つ目のデメリットのように音が漏れやすいということは逆にいうと、周囲の雑音や騒音といったノイズがが入ってきやすいということです。
特に外などの騒がしい環境や交通量の多い道路の近くに住んでいる場合などはノイズのせいでゲームに集中しにくい可能性があります。
開放型のヘッドセットを使用する際は静かな環境でプレイしましょう。
ヘッドセットの種類が少なくて選択肢が狭い
3つ目のデメリットは「ヘッドセットの種類が少なくて選択しが少ない」です。
やはりゲームをする際は密閉型のゲーミングヘッドセットを使用する人が多いので、どうしてもヘッドセットの種類は密閉型のゲーミングヘッドセットと比べると少なくなってしまいます。
そのため自分好みのデザインや性能をもった開放型ゲーミングヘッドセットが売られていない場合もあるので注意が必要です。
開放型ゲーミングヘッドセットの選び方
開放型のゲーミングヘッドセットを選ぶときは、
- マイク性能で選ぶ
- 長時間付けても疲れにくい軽いヘッドセットで選ぶ
この2つの観点から選ぶことをおすすめします。
マイク性能で選ぶ
開放型に限らずボイスチャットを行う場合はマイク性能が大事になってきます。
マイク性能の低いヘッドセットを使用していると、こちらの音声が聞こえにくかったり、必要ないノイズまで相手に聞こえてしまいコミュニケーションがとりにくくなってしまいます。
ノイズキャンセリング機能がマイクについていると、音声以外のノイズが相手に届かないのでクリアな音声通信が可能となります。
また、マイクを使用しない時に取り外すことができるか、もしくはマイクを跳ね上げることでミュートにできるかどうかでボイスチャットを使用しない時の快適さも変わってきます。
長時間付けても疲れにくい軽いヘッドセットで選ぶ
チームメイトとゲームをやっていると長時間プレイすることは多くあります。
そんな時に重いゲーミングヘッドセットを使用していると頭や首が痛くなってしまい、長時間ゲームに集中することが出来なくなってしまいます。
なのでできるだけ軽いゲーミングヘッドセットを選ぶことをおすすめします。
一般的にゲーミングヘッドセットは300g前後のものが多いので、300g以下であれば比較的軽量なゲーミングヘッドセットであると言えます。
ただ、軽さだけでなくイヤーパッドやヘッドバンド等のクッション性も、快適さには大事な要素なので重さとクッション性を合わせて確認してください。
開放型ゲーミングヘッドセットのおすすめ6選!
ここまでの内容をもとに開放型ゲーミングヘッドセットのおすすめとして以下の6つを紹介していきます。
もし自分の欲しい開放型ゲーミングヘッドセットがまだないのであれば、この中から選べば間違いありません。
オーディオテクニカ ATH-PDG1a
まず1つ目に紹介するのは「オーディオテクニカ」から販売されている「オーディオテクニカ ATH-PDG1a」です。
価格 | 9,225円 |
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重さ | 225g |
接続方法 | 有線(3.5㎜接続) |
マイクの取り外し | 可能 |
この「オーディオテクニカ ATH-PDG1a」は225gという軽さが特徴の開放型ヘッドセットです。
付属のコードが3種類ついており、折り曲げ可能なマイク付きのパソコンとつなぐ用のものと、スマホ用のマイク付きのものと、すでにマイクを単体で持っている場合はそのマイクとつなぐことができるケーブルが付属しています。
そのため使用する人にあわせた使い方ができる万能なゲーミングヘッドセットです。
Sennheiser GSP 107
2つ目に紹介するのは「Sennheiser」から販売されている「Sennheiser GSP 107」です。
価格 | 4,480円 |
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重さ | 195g |
接続方法 | 有線(3.5㎜接続) |
マイクの取り外し | 不可(跳ね上げることは可能) |
この「Sennheiser GSP 107」は195gと非常に軽いゲーミングヘッドセットです。
ゼンハイザーの入門モデルでありながら、ノイズキャンセリングマイクを搭載しているので音質はもちろん、マイク性能も十分です。
ただ2017年発売のゲーミングヘッドセットなので、新品ではほとんど売っておらず、中古品になってしまうので注意が必要です。
オーディオテクニカ ATH-GDL3
3つ目に紹介するのは「オーディオテクニカ」から販売されている「オーディオテクニカ ATH-GDL3」です。
価格 | 11,664円 |
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重さ | 227g |
接続方法 | 有線(3.5㎜接続) |
マイクの取り外し | 可能 |
この「オーディオテクニカ ATH-GDL3」はオーディオテクニカの伝統的なヘッドホンの音響テクノロジーとプロの現場の声に応えるマイク品質を盛り込んだゲーミングヘッドセットです。
開放型のヘッドセットなので、明確な定位性でゲームにより集中ができます。
220gという軽さと首や肩への負担が少なくなるように設計されているので装着感は抜群です。
イヤーパッドとヘッドパッドも優しく耳を包み込んでくれるのでゲームだけでなく音楽や映画鑑賞にもピッタリのヘッドセットです。
EPOS GSP 500
4つ目に紹介するのは「EPOS」から販売されている「EPOS GSP 500」です。
価格 | 19,800円 |
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重さ | 363g |
接続方法 | 有線(3.5㎜接続) |
マイクの取り外し | 不可(跳ね上げることは可能) |
この「EPOS GSP 500」は元の音を忠実にそして自然に再現できるようスピーカーシステムを設計されているので、より没入感のあるゲームを楽しむことができます。
またマイクにはノイズキャンセリング機能が搭載されているので自分の声以外の雑音が相手に届きにくいのでよりコミュニケーションがとりやすくなります。
またマイクを使用しない時はマイクを跳ね上げることで邪魔にならず同時にミュートにすることもできます。
Sennheiser GAME ONE
5つ目に紹介するのは「Sennheiser」から販売されている「Sennheiser GAME ONE」です。
価格 | 21,700円 |
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重さ | 312g |
接続方法 | 有線(3.5㎜接続) |
マイクの取り外し | 不可(跳ね上げることは可能) |
この「Sennheiser GAME ONE」は元の音に忠実で自然な空間の広がりを感じられるヘッドセットです。
Sennheiserの独自技術で他のヘッドセットよりもさらに臨場感を味わうことができます。
マイクはノイズキャンセリング機能がついているため、チームメイトとのコミュニケーションがよりとりやすいです。
また使用しない時は跳ね上げることでミュートにできるので通話をしない時に邪魔になることがありません。
EPOS H6 Pros
最後に紹介するのは「EPOS」から販売されている「EPOS H6 Pro」です。
価格 | 23,800円 |
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重さ | 309g |
接続方法 | 有線(3.5㎜接続) |
マイクの取り外し | 可能 |
この「EPOS H6 Pro」は静かな環境でのゲーム用に設計されており、開放型のためより自然なサウンドとボイスチャットを聞くことができます。
また通気性が非常に高いため、長時間ゲームをしていても涼しく冷静にゲームをすることができます。
マイクは跳ね上げることでミュートにできるだけでなく、マグネット式接続なので使わない時は外すこともできます。
プレイするゲームによって使い方を変えることができます。
まとめ
本記事では開放型のゲーミングヘッドセットと密閉型のゲーミングヘッドセットの違いから、開放型のゲーミングヘッドセットのメリットデメリット、そして開放型のゲーミングヘッドセットの選び方を説明し、最後におすすめの開放型のゲーミングヘッドセットを紹介してきました。
改めてまとめると、
- 開放型は周囲の音を遮音しない
- 通気性が良いから長時間装着しても蒸れにくい
- 圧迫感が少ないのでヘッドホンが苦手でも使える
- 音漏れしやすい
- 周囲の雑音のせいで集中しにくい
- ヘッドセットの種類が少なめ
- 選ぶときはマイク性能と軽さを重視する
です。
開放型のヘッドセットは非常に蒸れにくくそして長時間装着していても疲れにくいという特徴があります。
メジャーな密閉型のゲーミングヘッドセットが合わないという方はこの機会にぜひ購入してみてはいかがでしょうか。