「ゲーミングヘッドセットの安くておすすめのモデルを知りたい」という人の中には、それと同時に「安いヘッドセットを買う際の注意点を知りたい」という人も少なくないのではないでしょうか?
ゲームに勝てない人からプロゲーマーまで、数あるゲーミングデバイスの中でヘッドセットは、ゲームの勝率を上げるためには必須と言えるデバイスです。
そこで本記事では、2000円~6000円台のゲーミングヘッドセットの中でも、安いけどおすすめのモデルと、買う際の注意点やポイントを詳しくお伝えしていきます。
【ゲーミングヘッドセット】安いモデルの注意点
ゲーミングヘッドセットの中でも安いモデルを買う際の注意点は以下の通りです。
- 7.1chサラウンド付きで安いヘッドセットは無い
- 無線で安いヘッドセットは無い
- 安いヘッドセットはマイクや再生の音質も良くない
- 安いヘッドセットは全体的におもちゃ感が強い
ゲーミングヘッドセットの安いモデルを買う際には、上記4つのポイントに注意が必要です。
一つずつ詳しく解説していきます。
7.1chサラウンド付きで安いヘッドセットは無い
ゲーミングヘッドセットの中でも、安いモデルを買う際の注意点として1つ目は、「7.1chサラウンド付きのヘッドセットは無い」ということがあります。
サラウンド機能は「2.1ch、5.1ch、7.1ch」などチャンネル数が大きいほど臨場感が増し、中でも360度どこで音が鳴っているか聞きとりやすい「7.1ch」は性能が良い分価格も高いです。
7.1chサラウンド機能付きのヘッドセットであれば、特にFPS系の足音を聞くことが重要なゲームで有利に働きますが、5,000円以下といった安い価格で買うことはほぼ不可能です。
例え、7.1chサラウンド付きのヘッドセットがあったとしても、価格相応の機能と思っておきましょう。
なので、ゲーミングヘッドセットの中でも安い価格のモデルを買う際には、「7.1chサラウンド機能」は無いものとして考えた方が良いでしょう。
無線で安いヘッドセットは無い
ゲーミングヘッドセットの中でも、安いモデルを買う際の注意点として2つ目は、「無線で安いヘッドセットはほとんど無い」ということがあります。
無線のヘッドセットであれば、頭を動かした際に「ケーブルに引っ張られる感覚や、ケーブルが顔や首に当たる」といったケーブルがある煩わしさから解放されます。
しかし、無線ヘッドセットとなると安い価格では無くなり、2万円近くするモデルが多くなりますし、何よりも遅延の問題が出てきます。
ゲーム用に使うヘッドセットであれば、遅延によって音ズレが起きてしまうとFPS系の足音が重要なゲームで不利になり、ストレスしかありませんよね。
ただ、遅延の無い無線ゲーミングヘッドセットとなると、現状では2万円近くするモデルばかりになる為、安い価格で購入することは出来ません。
なので、ゲーミングヘッドセットの中でも安い価格のモデルを買う際には「無線のヘッドセットは買えない」と考えた方が良いでしょう。
安いヘッドセットはマイクや再生の音質も良くない
ゲーミングヘッドセットの中でも、安いモデルを買う際の注意点として3つ目は、「安いヘッドセットはマイクや再生の音質も良くない」ということがあります。
ゲームで音を聞き分けて勝つためのヘッドセットなのに、音質や仲間への声が聞こえづらいのは致命的ですよね。
実際に、筆者が3000円代のヘッドセットを使用していた時は「イヤホンより良い気がする」程度でしたが、1万円代のヘッドセットを使ってみた際に、その世界観の違いに圧倒されました。
特に、ゲーミングヘッドセットは安ければ安いほど「マイクや再生の音質」は下がる傾向が強いので、高音質で自分も相手も聞き取りやすいヘッドセットは安い価格で買うのは難しいです。
なので、ゲーミングヘッドセットの中でも安い価格のモデルを買う際には「マイクや再生の音質はあまり良くない」と覚悟しておく方が良いでしょう。
安いヘッドセットは全体的におもちゃ感が強い
ゲーミングヘッドセットの中でも、安いモデルを買う際の注意点として4つ目は、「安いヘッドセットは全体的におもちゃ感が強い」ということがあります。
実際に、ゲーミングヘッドセットをAmazonで価格の安い順に調べると、独特なデザインや素材がプラスチック製のヘッドセットが多くあります。
一方、価格の高いゲーミングヘッドセットになると、「アルミボディやマットな質感の樹脂」など見た目の高級感と、耐久性に優れています。
また、前述の通り価格の安いヘッドセットは、見た目だけではなく、音質もあまり良くないモデルが多いです。
ただ、ゲーミングヘッドセットは安くて見た目が悪くても、家でしか使わないのであれば大きな注意点とは言えません。
PCゲームをより快適に楽しむ為には、ゲーミングヘッドセットは必須ですが、「どれを買って良いか分からない」という人も少なくないのではないでしょうか?
そんな人が良く分からず「ただ安いから」といった選び方をしてしまうと、安物買いの銭失いで失敗してしまうこともあるので、せっかく買うなら良いものを買いたいですよね。
そこで、ゲーミングヘッドセットを選ぶ際のポイントから、失敗しないおすすめのゲーミングヘッドセットについて以下の記事で詳しくお伝えしています。
【ゲーミングヘッドセット】安いからダメという訳では無い
前述の通り、ゲーミングヘッドセットの中でも安いモデルはいくつかの注意点がありましたが、「安いからと言って全く使い物にならない」という訳ではありません。
安くても使える理由は以下の通りです。
- レビューが良い
- 互換性が高い
- 子供用や入門機にぴったり
Amazonで1500円~5000円以内のヘッドセットのレビューを見ても、「コスパが良い」という声が多く、星4を超えるヘッドセットも少なくありません。
また、高いモデルには性能の良いサラウンド機能が付いていますが、サラウンド機能はほとんどがPCで使う事を前提とされています。
それに対して安いモデルだと、PS4・PS5やXBOXなどのコントローラーからスマホやパソコンまで幅広く対応しているものが多く存在します。
さらに、子供用や入門機としても人気で、子供用に買ったという声が非常に多く見られます。
子供にスマホやゲームを持たせる家庭が当たり前の中、子供と一緒になってゲームにのめり込む方も少なくありません。
以上の理由から、ゲーミングヘッドセットは安いからダメという事はなく、むしろ趣味の時間を少しだけ楽しくレベルアップさせるデバイスになります。
【ゲーミングヘッドセット】安い価格で選ぶ際のポイント
ゲーミングヘッドセットを安い価格で選ぶ際のポイントはこちら
- 接続方式は有線を選ぶ
- 7.1chサラウンド機能は諦める
- マイク音質も諦める
「注意点」でも触れましたが、基本的に安かろう悪かろうです。
ゲーミングヘッドセットを安い価格で購入するのであれば、ある程度品質が落ちる覚悟は必要です。
接続方式は有線で選ぶ
ゲーミングヘッドセットの中でも、安い価格のモデルを選ぶおすすめポイントとして1つ目は「接続方式は有線で選ぶ」ことがあります。
まず、違いとしては以下の通りです。
- 有線:ケーブル接続のため、ゲーム画面と聞こえる音にズレが無い
- 無線:ケーブルの煩わしさから解放されるが、価格が高い
また、有線を選ぶ理由としては、ワイヤレス技術を使うヘッドセットは価格が高いモデルが多いですが、ワイヤレス技術が無い有線なら安いモデルが沢山あります。
そのため、少しでもゲーミングヘッドセットを安く選ぶなら「有線」一択となります。
7.1chのサラウンド機能は諦める
ゲーミングヘッドセットの中でも、安い価格のモデルを選ぶおすすめポイントとして2つ目は「7.1chサラウンド機能を諦める」ことがあります。
ゲーミングヘッドセットの2.1chや5.1chといったサラウンド機能は、ch(チャンネル)の数字が大きいほどスピーカーの数も増えて、よりリアルな音や空間を楽しめます。
しかし、7.1chサラウンド機能は、まさにその場にいるような感覚に包まれますが、その分価格も高くなり、1万円を超えるものがほとんどです。
そのため、ゲーミングヘッドセットを安く買いたいのであれば、7.1chサラウンド機能は諦めましょう。
マイクや再生音質の良さも諦める
ゲーミングヘッドセットの中でも、安い価格のモデルを選ぶおすすめポイントとして3つ目は「マイクや再生音質の高さを諦める」ことがあります。
こちらも注意点で紹介した通り、基本的にゲーミングヘッドセットのマイクや音質は価格と比例するためです。
マイクは、実況や友達とゲームをしないのであれば、大きな問題ではありませんが、音質はFPSなどのアクションゲームをする際、かなり重要ですよね?
ゲーミングヘッドセットの安いモデルが全て悪い訳ではありませんが、良い訳でもないので「まずはお試し」くらいの気持ちで選ぶのが重要なポイントです。
【ゲーミングヘッドセット】安い価格のおすすめモデル!
ここからは、ゲーミングヘッドセットの中でも安い価格のおすすめモデルとして、以下の3つを紹介していきます。
- 安い価格で子供用に最適「Beexcellent GM-1」
- 本格的なヘッドセットの入門機に最適「Logicool G331」(イチオシ)
- 少し背伸びをしつつ安い価格で買える「Razer Kraken X」
では、一つずつ詳しくお伝えしていきます。
安い価格で子供用に最適「Beexcellent GM-1」
接続方式 | 3.5mmステレオ、USB 3.5mm |
---|---|
7.1chサラウンド | × |
重量 | 298g |
価格 | 2,699円 |
ゲーミングヘッドセットの中でも、安い価格のおすすめモデルとして1つ目は「Beexcellent GM-1」であり、主な特徴は以下の通りです。
- 3,000円を切る破格の安さ
- 普通に問題なく使える
- 子供用に安い価格で探している人に最適
上記の通り「Beexcellent GM-1」は、3,000円を切る破格の安さでありながら、普通に問題なく使用することができると評判です。
機能性としては「7.1chサラウンド」はありませんが、40mmの大型ドライバーにより臨場感に溢れ、豊富な接続方式により互換性も高いので、様々なデバイスで使用できます。
また、実際にレビューを見ても良い評価が多くあり、中でも「子供用に購入して満足している」という声が多いので、子供用に安い価格で探している人に最適です。
上記のことから、ゲーミングヘッドセットの中でも、安い価格のおすすめモデルとして「Beexcellent GM-1」が挙げられます。
ただし、1万円以上する価格の高いヘッドセットと比べると、性能でもデザイン性でも劣るのは事実なので、なるべく安い価格で本格的なモデルが欲しい人は次に紹介するモデルをご覧ください
本格的なヘッドセットの入門機に最適「Logicool G331」
接続方式 | 3.5mm端子 |
---|---|
7.1chサラウンド | × |
重量 | 259g |
価格 | 4,900円 |
ゲーミングヘッドセットの中でも、安い価格のおすすめモデルとして2つ目は「Logicool G331」であり、主な特徴は以下の通りです。
- 5,000円を切る破格の安さ
- Logicoolというブランド品の安心感
- 大口径50mmドライバーで臨場感溢れるサウンド
上記の通り、「Logicool G331」は、5,000円を切る破格の安さでLogicoolという安心感のあるブランド品のヘッドセットを購入でき、本格的なヘッドセットの入門機に最適です。
機能性としては「7.1chサラウンド」はありませんが、「50mm」の大口径ドライバーによって2.1chでも臨場感溢れるサウンドでゲーム用に最適です。
また、わずか「259g」という軽量なボディと柔らかいクッションにより、長時間の使用でも、耳や頭が痛くなりにくく疲れにくいです。
さらに、「3.5mm端子」と互換性の高い接続方式なので、使うデバイスを問わず幅広いデバイスで使用することができます。
上記のことから、ゲーミングヘッドセットの中でも、安い価格のおすすめモデルとして「Logicool G331」が挙げられます。
少し背伸びをしつつ安い価格で買える「Razer Kraken X」
接続方式 | 3.5mm端子 |
---|---|
7.1chサラウンド | 〇(PCのみ) |
重量 | 250g |
価格 | 6,831円 |
ゲーミングヘッドセットの中でも、安い価格のおすすめモデルとして3つ目は「Razer Kraken X」であり、主な特徴は以下の通りです。
- 7,000円を切る価格で少し背伸びをすれば手が届く安さ
- Razerというブランド品の安心感
- 安い価格で「7.1chサラウンド」に対応
- 250gと軽量で長時間の使用でも疲れにくい
上記の通り、「Razer Kraken X」は、7,000円を切る価格で少し背伸びをすれば手が届く安さであり、より本格的なヘッドセットの入門機に最適です。
機能性としては安い価格でありながら「7.1chサラウンド(PCのみ)」に対応しており、足音が重要なFPS系のゲームでより音の聞き取りが楽に有利になります。
さらに、「250g」という軽量さで、長時間の使用による頭や耳の痛みを軽減してくれ、疲れにくいです。
上記のことから、ゲーミングヘッドセットの中でも、安い価格のおすすめモデルとして「Razer Kraken X」が挙げられます。
まとめ
本記事では、ゲーミングヘッドセットの中でも安いおすすめモデルと、安い価格で買う際の注意点やポイントをお伝えしてきました。
改めて、内容をまとめると以下の通りです。
ゲーミングヘッドセットを安い価格で買う際の注意点とポイント
- 7.1chサラウンド機能は諦める。
- 有線モデルを選ぶ。
- 音質は期待し過ぎない方が良い。
ゲーミングヘッドセットを安い価格で買う際は、期待し過ぎずないことが1番のポイントです。